9Aug
XYZprintingの「ハンドヘルド 3Dスキャナー 1.0A (3SH1A)」を使用するには、付属のSDカードに収録されているソフトウェアをインストールする。インストーラーを起動すると、この画面になる。
真ん中の「インストール」ボタンをクリックすると、以下で紹介するソフトウェアがインストールされていく。
ちなみに旧バージョン付属のインストーラーでは、1~3を順番に1つ1つ手動でインストールしていく。
第4世代(Haswell)のIntel Core i5以上のCPUが必要
インストーラー画面右下のコンピューターが描かれたアイコンは、クリックするとハンドヘルド 3Dスキャナー 1.0Aを動作させるのに必要なハードウェアの要件が確認できる。第4世代(Haswell)以降のCore i5プロセッサーが必要となっているが、これだとCore i5が必要要件なのか、それとも第5世代(Broadwell)以降ならCore i3でも動作するのかは分かりにくい。
動作要件を満たしていない場合、このようにインストール時にエラーが表示される。
ちなみにXYZprintingではハンドヘルド 3Dスキャナー 1.0Aの動作は第4世代のCore i5以上としているが、実際にはインストール時に要件を満たしていないというエラーは出るもののCore i3でもソフトウェアをインストールして動作させる事ができる。これはIntelのRealSenseの動作要件が第4世代のCorei iプロセッサー、つまりCore i3も含むからなのだが、3Dスキャンやその後の処理にはかなりのCPUパワーが必要なので、2コア4スレッドのCore i3では少々荷が重い。使えない事はないがXYZprintingでは動作保証していないので、その点は注意が必要。
またCore iプロセッサーが必要要件なので、第4世代以降でもPentiumやCeleron、ATOM、AMD製のCPU搭載機種では動作しない。
Intel RealSense デプス・カメラ・マネージャーのインストール
最初にインストールされるのは、Intel RealSense デプス・カメラ・マネージャーで、英語版の画面表示の後に
日本語版のインストーラーが起動する。
ここでインストールされるのは、Intel RealSense Developer Kitの1つでノートのPCやデスクトップPCの液晶の上に挟んで使うタイプの手前向き用のカメラ(F200)のドライバー。
F200はIntelがデベロッパーキットとしてCreativeが製造しているRealSense用カメラと開発キットがセットになったもの。F200の後継機種はSR300でIntelが$149で発売している。ハンドヘルド 3Dスキャナー 1.0AもPC上(デバイスマネージャー上)ではF200として認識されるので、ハードウエア的には同一の仕様だと思われる。
Intel RealSense SDKのインストール
続いてIntel RealSense SDKのインストールが始まる。SDKと言ってるが、実際にインストールされるのはRealSense SDKのランタイム部分なので、Intel RealSense デプス・カメラ・マネージャーのように画面で確認しながらクリックする事もなく、何も操作しないでインストールが進む。
ここまででIntelのRealSense関係のインストールが終了し、2つの項目にチェックマークが付く。
XYZscanのインストール
Intel RealSense関係のインストールが終わると、続いてXYZprintingの3Dスキャンソフト「XYZscan」のインストールが始まる。ここでインストールされるのは、XYZscanの他に3Dプリンターであるダヴィンチシリーズ用のプリンタドライバー。
すべてのインストールが完了すると3つ共にチェックマークが付くので、ウィンドウを閉じてインストールは終了。
早速XYZscanを立ち上げると、この画面が表示されXYZscanのバージョンアップが始まる。
SDカードに収録のXYZscanのバージョンは3.07で、
アップデートをすると現在最新版の3.3.3になる。
このバージョン3.3.3は、起動時にXYZprintingのアカウントにログインを求められる。アカウント未登録の場合は登録が必要。XYZprintingに登録せずに使いたい場合は、バージョンアップしないで3.0.7をそのまま使う事も可能。3.0.7の機能は過去に初回したXYZscanと大きな差はないので、3Dスキャンの流れは過去の記事のこちらを参照。
次回は、XYZscan 3.3.3の機能を紹介。
■Kiyologのハンドヘルド 3D スキャナー 1.0A関係の投稿
- ハンドヘルド 3D スキャナー 1.0Aが届いた
- ハンドヘルド 3D スキャナーの付属ソフトをインストール
- XYZScan 3.3.3を使ってみる
- ハンドヘルド3Dスキャナーを3Dスキャン以外に利用する
- 3D SYSTEMSのSENSE用スキャンソフトをXYZprintingの3Dスキャナーで使ってみる
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