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参議院選挙に思うこと

(改選)参議院選挙が行われた。政治経済に興味があるのもあって、旧々Kiyologの頃から政治の話題も取り上げてきた。20時の投票〆切~開票開始で、テレビは選挙番組一色(笑)。しかも開票開始から10分もしないで当確がかなり発表され、体制も民主惨敗という予測。開票番組を延々12時近くまでやる意味ってなんだ?

投票予測では自民優勢で民主惨敗という放送がされている。これを見て思うのは日本人はホントに政治に向いてない国民だなってこと。民主党がイイとか素晴らしい政策を持っているとは言わない。でも、自民党に投票する人ってどういう思考なんだ??民主がダメだからやっぱり自民党って日和見主義なのか?民主党政権になってから景気が悪くなったとかマニフェストがどうこう言う人がいる……それって民主党のせいか?景気が悪化したのは自民党の政策のせいで、それがじわじわ効いて今に至っているのにね。マニフェスト破りなんて、自民党の得意技だよ。まぁ小泉さんはある意味では守った貴重な人かもしれないが、基本は自民だって守ったことなんて皆無。

うちは民主党擁護派ではない……それでも政権交代1年で過大な結果を期待するのは無知ってもんだ。民間の会社員ですら、新卒1年生にできる事は限られている。会社や業務の仕組みと流れを理解するので1年経っちゃう人も少なくない。それが国家を運営する、しかも官僚を使いこなして、省庁や大臣の業務を理解し遂行する……こんな事が1年足らずで完璧にできると思う方がどうかしてると思う。本気で政権交代を期待するなら少なくとも4年くらいは見てあげる目が必要……自民党が戦後担ってきた政治体質から脱却するにはそれくらいの時間はかかるんだよ!

だいたい自民党は、お年寄りの議員を大量に追い出したとはいえ、現在の自民党三役は、総務会長の田野瀬良太郎を除けば、大島幹事長も石破政調会長も閣僚経験者で、党首の谷垣さんも国交大臣や財務大臣を何期も経験した人……つまり現在の日本の状況を作り出した人達だ。あまり報道はされないが、谷垣さんだって二世議員なのである……自民党の伝統継承者ってわけだ。

自民党も若手は育ってきているが、執行部や権力者はまだまだ与党時代の自民党の有力者の集団であるのは変わりない。政策的にも以前と大きく変わったわけではない。ただ野党に下った事で、他人を批判して自分達のボロや過去の政策の失敗を誤魔化すのがうまくなった。現在の自民党が多少まともに見えるのは、他人をダシにした野党らしい戦略だからであり、基本的には何も変わってない。それなのに自民党に投票する人達って何を考えてるのだろう?

これで自民が勝って、国や経済が良くなるなんて本気で思ってるんなら、そうとうおめでたい。これで自民党が与党に戻ったら、まだしばらくは日本は以前より悪い時代が続くな。

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