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海外生産邦楽輸入禁止に……

新聞報道によると、文化庁、公正取引委員会など関係省庁がアジアで生産・販売された日本の音楽CDが国内に逆輸入され、格安価格で販売されるCDの還流を禁止する方針を固めて最終調整しているらしい。予定では今日18日に与党に骨子を示し、今国会中に著作権法改正案を提出し、2005年1月の施行をめざすという。還流防止策は65カ国が導入しており、先進国では日本だけ制度がない。
改正案で輸入禁止の対象となるのは、レコード会社が現地企業に対し販売地域を限定し、日本で販売しない条件で生産・販売を認めた音楽CDやレコード、カセットテープなどで、日本のレコード会社がコスト削減のためにアジアの工場で生産して日本に輸入するもの、海外旅行のみやげ品として持ち帰るなど販売目的でない場合は対象外になる。改正後は販売目的で輸入すれば著作権侵害とみなされ、レコード会社の申し立てに基づき税関で輸入を差し止められる……ということは没収になるだけで罰則規定はないようだ。
また現在音楽CDには再販売価格維持制度に基づき、価格が6カ月から1年間固定されている。これに還流禁止が加わると、価格競争がなくなり消費者が損をする」と導入に反対している消費者団体もあるようだ。それにしても新聞報道では音楽CDとなっているが映画なんかはどうなるんだろう? DVDは建前上リージョンコードが設定されているが、やっぱりDVDも日本が世界で一番高い。音楽CDにはCCCDも一部で導入されたりと消費者にとっていいことはない。しかも米国みたいにネットでの楽曲販売にも消極的だと、ホントに消費者には辛い世の中です。
ちなみに第4次大衆文化開放で日本の音楽CDが解禁になった韓国では、正規ライセンスの日本の音楽CDが14,000ウォン前後と韓国の音楽CDよりは高いものの、日本国内の半額程度で販売されている。
日本のレコード会社はMP3の普及やCDのデジタルコピー、逆輸入などで音楽CDが売れなくなって不況だなんて言ってるが、おそらく一番企業努力をしてない業界なんじゃないだろうか? 20年前くらいのLPレコードと現在のCDの値段がほぼ同じなのは物価上昇を考えればすごいことだが、そもそも日本は音楽CDにしろ、ビデオやDVDにしろ高すぎる。アジアは確かに音楽CDは日本の半額以下だが、米国だってCDは新譜で1枚10ドル台前半、旧譜は10ドル以下、ビデオソフトだって同程度だし、DVDだってBOXが50ドル以下。
コピーが流行るからCDが売れないんじゃなくて、CDが高いからコピーが増えるって発想はないんだろうか? 新譜がせめて1800円、できれば1500円程度ならもっと気軽に買えるのになぁ。まぁ3000円前後っていう価格設定も流通の仕組みや高すぎるコスト、販売方法に問題があるからなんだけど、レコード業界はその辺をまるで改善する気がないらしいしなぁ。好き勝手にやって、自分たちの利益が減ると保護してくれとは虫のいい話だ。

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