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生まれ年

Chateau Colbin Michotte 1967

昨日、うちのワインセラーにある「Chateau Colbin Michotte(シャトー・コルバン・ミショット)」の1967年を飲んでみた。Colbin Michotteは、サン・テミリオンポムロルの境界沿いにある「Colbin」を冠する5つのシャトーのなかのひとつで、Colbin Michotteの葡萄品種は作付面積によるとメルロが65%、カベルネ・フラン30%、カベルネ・ソーヴィニヨンが5%。平均的な生産量は年間3,000ケース未満。ラベルにあるように何と「Grand Cru Classe(特別級)」である。といってもこれは1967年当時の話で、10年に1度格付けが見直されるサン・テミリオンの最新格付け(1996年)では特別級から落ちているので、現在はGrand Cruになっているのだろう。

現在の格付けはともかく、当時は仮にもGrand Cru Classeであったのだからワインの方もそれなりに期待していた。で味はどうだったのかと言えば、30年以上経っていても当時Grand Cru Classeだけあるのか、あるいは比較的早熟のメルロのタンニンがいい具合に溶けきっているのかメルロ主体のサン・テミリオンらしい味と香りだった。

もっとも1960年代はボルドーのワインは良いヴィンデージがほとんどない。1967年は自分と同学年の生まれ年のヴィンテージで、良くないながらも探せばそれなりに手に入る。Colbin Michotteはこの年代もヴィンテージを今でも比較的リーズナブルな価格で入手できるシャトーの1つ。ちなみにメドックの1級シャトーなら安くても3万後半の価格だと思う(売っていればだが)。

これが自分の生まれ年の1968年になるとボルドーを買うのは難しい。どんなワイン評価雑誌や解説書にも1968年は評価に値しない年となっている。仮に今入手できたとしても雨続きの不作の年だったのでワインのピークはとうに過ぎている。なんと悲しい話だろう。ちなみにうちのワインセラーには今まで1968年が納められたことは一度もない。売っていると聞けば、あちこちまで行ってみるのだがお目にかかったことはない。ピークは過ぎても1度は飲んでみたいというのはあまりにも悲しい欲求だろうか……。

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コメント

  1. nobi より:

    細かいことだけれど、オッチーって1968年1月生まれでは?
    しかし、投稿ボタン、日本語の方が()に入っているので一瞬悩む(笑)

  2. Kiyotaka より:

    1968年1月生まれだよ。
    1968年が入手できないので、その前の年の1967年を
    飲んでみたのだ。1968年は飲んでみたいが、おそらく
    予想している通り価格に対するワインとしての満足度
    は得られないのだろうなぁ。
    日本語に括弧が付いてるのは‥‥趣味だよ。
    日本語なしだとわかんないだろうし、韓国語に括弧だ
    と全体のイメージが‥‥