ついにスカパーも

４月からのBSデジタルに続いて、６月からスカパーの一部チャンネルを除いてほぼすべての番組がコピーワンスで放送になるようだ。今までもスカパーの一部の番組ではコピーワンスで放送されていたけど、これからは基本的にコピーワンス放送になる。コピーワンスは著作権者にとってはデジタル機器で安易なコピーを防げるという点で有益だが、こうなると一般視聴者にとっては不便極まりない。
最大の問題は、もっか家電の新三種の神器の１つであるHD/DVDレコーダーの対応だ。HD/DVDレコーダーの場合、HDに録画したものはDVD-RAMやDVD-RWなどの書き換え型メディア（CPRM対応メディア）には移動という形態で録画した番組を１度だけ移動できる（コピーではなく移動なのでHDの番組は消去される）。困ってしまうのがこれだけ普及したDVD-Rに録画した番組をコピーや移動で保存できないということだ。
DVD-RメディアとDVD-RAMやRWメディアでは価格が２～４倍も違う。うちのように月間５０枚くらいのDVD-Rメディアにドラマや音楽番組を録画する場合、DVD-Rメディアならケーキプレートの５０枚物で６０００～７０００円程度の出費だが、これがDVD-RAMになるとケーキプレートでも４０枚で１２０００円くらいする。これが国産メーカー物ならDVD-Rが５枚で安くて1200円、DVD-RAMだと5枚で2500円以上ともはや買う気が失せる世界。これじゃ安くて重宝するDVD-Rを使う機会は減るうえに、DVD-RAMやRWに録画したものだと車や知人の家のDVDプレーヤーで見ることもほとんどできない。
結局コピーワンスが広がっていくと、DVD-Rに録画できるのは地上波のアナログ放送か自分で撮ったものくらい。あっ、そういえばCATVはどうなんだろう？　CATVは平気なのかなぁ。