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ひさびさの金賞受賞

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先月、フランスの(ボルドー地方)ジロンド県ブール市で開催された「第28回 国際ワインチャレンジ」で日本のメルシャン株式会社の「シャトー・メルシャン 信州桔梗ヶ原メルロー1999」が金賞を受賞した。メルシャンの桔梗ヶ原にある葡萄畑は、1916年にコンコード種の栽培から始まり、メルローの栽培はそれから60年後の1976年から始まってる。1989年に初ヴィンテージの「シャトー・メルシャン 信州桔梗ヶ原メルロー1985」がリュブリアーナ国際ワインコンクールで大金賞を受賞。以後、世界のワインコンクールで数多くの金賞を数多く受賞していたのだが、ここ2年間は金賞は一度だったので久々の栄誉。ちなみにこの桔梗ヶ原メルロー1999の市場価格は定価の10000円そのまま。プレミアは付いてないです。
メルシャンではメルローを栽培している桔梗ヶ原以外にも、長野県では豊野町、須坂市、高山村を中心した千曲川沿いと会津盆地の西側ででシャルドネ種を栽培していて、「シャトー・メルシャン 北信シャルドネ」「シャトー・メルシャン 長野シャルドネ」「シャトー・メルシャン 新鶴シャルドネ」の3種類は世界的にもそれなりに評価されている。
また1984年から甲府盆地の東側でカベルネ・ソーヴィニヨン種を垣根仕立てで栽培し、「シャトー・メルシャン 城の平カベルネ・ソーヴィニヨン」もリリースしているのだが、どういうわけかメルローやシャルドネに比べると、世界的な評価はいまひとつ。やはりカベルネ・ソーヴィニヨン種の栽培は難しいのか? まだ、ピノ・ノワールを本格的にやらないだけ賢いけど(ちゃんと育つのだろうか?)
実はシャトー・メルシャンにはもう1つ山梨県に甲州種を栽培している地域があり、、「シャトー・メルシャン 甲州鳥居平」という甘口白ワインもリリースしているのだが、こちらも国際的な評価はいまひとつ。まぁ甘口白ワインの品種といえば、世界的にはセミヨン種かリースリング種なので日本固有の甲州種は知名度が低いからなのかも。

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