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オールイン第1話分析

個人的な好きな韓国ドラマベスト5に入る「オールイン」のNHK BSでの放送が昨日から始まった。今までBSの吹き替え韓国ドラマは「冬のソナタ」「美しき日々」と録画はしているが見ていない。その理由は吹き替えのキャスティングが好みでないからだ。
とはいえ、やはりオールインとなると話は別。どうなってしまうのか気になるのでとりあえず録画しながら見てみた。「さわわん」さんとこのBLOGでもさっそく感想が書かれていました。この「オールイン」多くの人が第1話を見て、やたら長い予告編(というか今後の展開)が番組最後にあったので「オールイン」って短いドラマなの?と思った人も多いはず。あんなに予告入れられるほど短いわけない……そんなバカな??? とは言え最近全話見直した(通算3回目)ばかり……だが特にカットされた感じはなかった。
そこでNHK BS版、KNTV(SBS版)ともにHD/DVDレコーダーに録画してあるソースのタイムコードをだいたいのシーンで比較しながら分析してみた。
まずはNHK BS版
オープニング 00:00:00~00:01:02
イナ倒れる  00:01:02~00:10:40 (09:38)
幼年期     00:10:40~00:16:37 (15:35)
10年後     00:16:37~00:29:37 (28:35)
劇場での再会 00:29:37~00:40:57 (39:55)
会長との接見 00:40:57~00:51:06 (50:04)
劇場での3人 00:51:06~00:55:19 (54:17)
予告      00:55:19~00:58:56 (03:37)
日本版クレジット 00:58:56~59:55
となっている。オープニング1分2秒、本編は54分17秒、予告編が3分37秒
対するKNTV放送のSBS版では
オープニング 00:00:00~00:00:39
イナ倒れる  00:00:39~00:10:15 (9:36)
幼年期     00:10:15~16:29 (15:50)
10年後    00:16:29~00:30:10 (29:31)
劇場での再会 00:30:10~00:42:57 (42:18)
会長との接見 00:42:57~00:53:41 (53:02)
劇場での3人 00:53:41~00:58:16 (57:37)
ED&予告   00:58:16~00:59:29 (01:13)
とオープニング39秒、本編57分37秒、予告編1分13秒という構成になっている。
HD/DVDレコーダーに録画しているのでテープの再生速度による誤差はない(放送局側のマスターテープの再生速度差は1時間であったとしても数秒)と考えると、実に第1話ではNHK BS版は3分20秒もカットされた計算になる。いったいどこが?? うまいなNHKの編集マン……などと関心している場合ではない。3分以上のカットとなれば、それなりにシーンがカットされているはず。特に10年後冒頭からミン・スヨンとの劇場の再会のシーンまでに約1分、そこからソ・スンドン会長との接見までに約1分強と大半がこの部分。じっくり比較してカットシーンが判明したら倉庫にでも載せようと思う(暇があればだが)。
さて、もう1つ気になったのがオリジナルと違う微妙な言い回し。イナが通う高校の先生は「狂犬」というあだ名で呼ばれ、台詞でもそれが強調されるのだが、そのあたりは生徒には「先生」と呼ばれていたり、怒らせて「狂犬」を見たいか……みたいな台詞は単に「怒らせたい」のような柔らかな言い回しになっている。ちなみにオリジナルでは賭場のことは「ハウス」となっているがNHKでは単に「賭場」になっている。また格言の表現なんかも微妙に違う。他にも今後も出てくる台詞としてはイカサマ師と省略して「サマ師」という言葉があるのだが、これもやわらかな表現になるか「イカサマ師」あたりに落ち着きそうだ。それとミン・スヨンに劇場で見せたイナのオルゴールはKNTVでは作ったと言っていたのだが、NHK版では買ったことになっている。実はそれよりも驚いたのがBGMがオリジナルと違うシーンがあったこと。著作権の問題なんだろうか?……ちなみに米国の楽曲の使用シーンです。
それから予告編はオリジナルは第4話(といってもほとんどは第3話まで)のダイジェストだけど、NHK BS版は第5話の冒頭まで入ってます。
ちなみにKNTV放送のSBS版の第2話はOP&ED&予告編込みで放送時間は1時間3分42秒です。今度はどこがカットされるやら。

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コメント

  1. kato より:

    ボクも『オールイン』を見ましたよ。
    放送日の午前中にBSアンテナを工事してもらい、
    第一回の放送になんとか間に合いました。
    落合さんの分析によると、オリジナルから
    極端な編集はなされていないようですね。
    とりあえずひと安心といったところでしょうか。
    ただ、あの長い予告編は違和感あります。
    とはいえ、『白い巨塔』に代わる、木曜夜のお楽しみになりそうです。

  2. さわわん より:

    おおー。師匠(←勝手に)の「好きな韓国ドラマトップ5に入る」とのお言葉がありがたいです。安心してみられます。
    予告をあんなに長くしなければ、ほぼ本編カットはなしでもいけたのでは? と思うと、やっぱり週1放送では序盤の展開がもたついてしまうというNHK側の危機感によるものですかね。