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不法な衛星放送ビジネス

最近韓国では不法な衛星放送業者が旅館やビデオ房(日本でいえばビデオボックス?)から、一般家庭にまで日本のアダルトビデオを有料で配信して問題になり、摘発を相次いで受けているらしい。

そもそも韓国には合法な衛星放送事業会社は「スカイライフ」(日本でいうとこのスカパー?)1社しかない。放送用の衛星を勝手に打ち上げたり、中継機を勝手に使ったりできるはずもないのに、なぜ不法業者が存在するのか? こうした業者は通信衛星の大容量データ中継機の使用権を契約している。本来なら通信事業者であるはずなのに、映像をデジタルのストリームで配信していつの間にか放送事業者になっているらしい。

韓国の放送委員会(日本でいえば電波管理局?)が直接これらの業者を取り締まったり処罰する権限はない。結局、不法の現場を押さえて検察や警察に告発しているのが現状みたいだ。

ちなみに日本も放送用の衛星はいわゆるBS(放送衛星)のみである。スカパーの衛星はCS(通信衛星)であり、韓国で不法業者がやっているのと仕組みは同じ。もっとも日本の場合は通信衛星の放送でも放送事業者免許は必要。こういう不法な商売が成立するのもBSによるアナログのビデオ信号の放送じゃなくて、MPEG-2でデジタル化したストリームデータを通信衛星で放送できるようになったから。

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