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家電の接続共通化

MacユーザーがWWDCで盛り上がっている裏側で米国時間の25日にDigital Home Working Group(DHWG)の設立が発表される(cnetでは16日に概要が掲載されている)。DHWGは家電製品のデータ処理や通信規格を統一し、家電やパソコンのメーカー/製品の種類/機種を問わず相互接続を実現するのが狙い。

これによりリビングのステレオで、別の部屋にあるパソコンのデジタル音楽ファイルを再生する、あるいはパソコンや携帯電話、家電製品の間でデジタルコンテンツを共有するなどが実現できる。アップルのデジタルハブやマイクロソフトのDigital Decade(Smart Devices/Smart Connectivity/Smart Services)をより進めたもの。

参加企業は、Intel、Microsoft、HP、IBM、Gateway、Philips、Nokia、Tomson Multimedia、ST Micro Electronics、ソニー、松下電器産業、NECカスタムテクニカ、富士通、シャープ、ケンウッド、サムスン電子、聯想集団の17社。MSも参加しているが家電制御のOSについてはDHWGでは協議しないため、WindowsでもLinuxでもTRONでも規格に沿った製品開発ができる。

DHWGでは年内に統一規格や仕様を策定し、早ければ来年前半には対応製品が発売される予定。策定後は規格は公開されるため、どのメーカーでも規格を採用して認証されれば共通ロゴを付けられる。

アップルが参加していなのでとりあえずMacは置いてきぼり。まぁこの手の共通化がうまくいった試しはほとんどないのだが無線LANやMPEG、IPv6とかの今後を考えると、もしかしたらド〜ンと普及する可能性もある。そうなるとアップルのデジタルハブ構想やMacは孤立したローカルな世界になるのかもなぁ……いやUNIXベースのMac OS Xだから規格が誰でも見れるものなら(セュリティーの面からもそれはありえないけど)コミュニティーが何とかしてくれるかも。

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