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韓進海運の破綻

韓進海運が破綻するという話はちょっと前から噂になっていたが、박근혜(パク・クネ)大統領は影響力の大きさを知りながらも責任を糾弾して救う事をしなかった……まぁ韓進海運の経営手法に問題があったのも事実なのだが。韓国は大陸との陸路を北朝鮮に抑えられている関係で、輸出するには空と海しかないから、韓国最大手の海運業の韓進海運が破綻するのは影響力がデカイ。ちなみに大韓航空も韓進グループ。

その韓進と言えば、韓国の経済発展「漢江の奇跡」をテーマに描いたドラマ「英雄時代」の中で三星、現代の2大財閥誕生と共に、トラックによる米軍の下請け輸送を足がかりに海運を経て韓進が物流で世界進出する姿もチラッと描かれていたのを思い出す……もう10年以上前だけど。

日本では韓国メーカーの製品を毛嫌いする人も多いけど、欧米を中心に世界で韓国メーカーの製品は広く知れ渡っており、価格の安さもあってシェアは高い。韓進海運の破綻でコンテナに積まれたハロウィーンやブラックフライデー用の商品が届かなくて米国は大混乱って報道もあるけど、家電・IT製品だけだけでなく韓国製のメモリーチップや液晶パネルとかそういった部品を使う欧米や日本のメーカーの生産や輸出計画にも影響力があるはず。

ちなみに韓国メーカーの韓進海運依存度は三星グループ56%、LG化学53.8%、ネクセンタイヤ24.9%、LG電子23.2%、曉星20.8%、韓火ソーラーワンが12.9%。三星は依存度が高いので困るところ多そう。

久々の韓国ネタでした。

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