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3人無事開放

昨日イラクで拉致・拘束され人質となった3人が開放された。
今回の事件では自分もフリーランスという職業形態なのもあり、自己責責任というのがどこまでなのかを考えさせられた。最も気になっているのは、3人の職業形態。高遠さんはNGOでボランティア活動に従事しているのでまだしも、フリーカメラマンの郡山さんとフリーライターの今井さんは自分の仕事として危険な地域に自ら行っているので、あまり同情できない。なぜならこの事件がなければ、彼らは危険な地域に行ったという自覚をどこまで持ったか疑問だからだ。とりあえず3人は日本に帰ってくる。しかし、開放されてからの郡山さんの「「けがはない。まだ残って写真を撮りたい」 というメッセージは理解に苦しむ。この人はいったい自分の立場や迷惑をかけたり、協力して人のことをどう考えているのだろう。少なくとも家族へのメッセージは別にして、国民に対しては一言ないとなぁ。それがないことから考えても、やっぱり危険な地域に行く人達なんだなぁと思ってしまった。せめて日本に帰ってきたら国民に対して一言発してほしい。
それと家族の助けて欲しいという気持ちはわかるし、それを人々やメディア、国家に伝えるのはわかる。しかし、例えば相手が自衛隊の撤退を求めているからと言って、それをメディアを巻き込んで政府に訴えるのもなぁ。もし今回自衛隊が即座に撤退していたら被害者の家族は開放されたかもしれないが、報道されているように今後イラクに限らず世界中で事あるごとに日本人が同様の事件に巻き込まれる可能性は高くなる。別の国家の威信はどうでもいいが、日本は脅せば言うことを聞くというイメージを持たれるのは危険だ。イラクには自衛隊の他にも多くの日本人の民間人も行っている。そうした人々の安全や生活も考えず、自己責任でイラクに入った家族が拉致・拘束されたからと言って、なりふりかまわず政府を非難したり騒ぐ家族の行動もなぁ……行った本人も自分勝手なら家族も自分勝手だなと思った。だからと言って、家族に嫌がらせとかをする人の行動も理解に苦しむが……。
戦地やゲリラ地域に行くということは、自分がいつ死ぬかもしれないという自覚と責任を持っていって欲しい。もちろん政府は最大限の努力をするべきだと思う。しかし、山や海で遭難したり、東南アジアで拉致されると、今のイラクでは状況が違う。死が隣合わせの戦地とはそういうとこなんだから。

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