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3DOが破産

ロイターによると、The 3DO Companyが破産法チャプター11の適用を申請したらしい。3DO社は、1990年にElectronic Arts社創業者だった(と思う)トリップ・ホーキンスが次世代ゲーム機(当時はマルチメディアマシン?)の開発のために創業した会社。当時はPlay StationやSEGA Saturnなどの次世代ゲーム機登場時期で、3DOも32ビット機として華麗にデビュー(当時HyperLib編集部に松下製の3DOマシンを購入して持ち込んだのは自分だが……)。


最盛期には今のMicrosoftやSCE、SEGAのように自社内ゲームスタジオである「3DO GAME STUDIO」を設立し、魅力的な自社タイトルを次々に開発すると共にサードパーティーも多数参加して好調な出だしだった。その後、64ビットの次世代機M2を開発するも、技術ごと松下に売却。その主要技術はMPEG関連だったとも言われている……松下はその技術を結局何に役立てたんだか……。

その後同社は、ゲームパブリッシャーに転向し、Might and MagicやArmy Menの発売元となっていた。今後は会社や会社資産の売却先を探す予定らしいが、Bank of America Securitiesのアナリスト ゲーリー・クーパー氏のレポートによると「現在の3DO社には買収に値する価がない」とコメントしているのでどうなることやら。ちなみに今もうちには3DOマシンとゲームソフトが多数あります。

P.S 写真を探したが松下の初代3DO「FZ-1」が見つからなかったので、うちにもあるFZ-10の写真を載せました……懐かしい。

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コメント

  1. Kiyotaka より:

    3DOがNASDAQから上場廃止処分の通告を受けた。上場廃止は2003年6月9日から適用される。現在の3DOの株価は0.27ドル。

  2. Kiyotaka より:

    Free DOなる3DOエミュレーターがリリースされたらしい。現在はWindows版のみだが、Mac OS X版とPocketPC版も開発中。

  3. Kiyotaka より:

    8月14日に開催予定の3DO資産競売に、Microsoft、Eidos、Ubi Soft、JoWooD Productions Software、Namco Hometek(ナムコの米国法人)、Turbine Entertainment Software、Crave Entertainmentの7社が入札資格を取得した。この競売には開発中のソフトなどの資産も含まれ、競売は技術やタイトルごとに分割して実施される(全部まとめても可)ので、どんな競売になるか興味津々。