1Aug
NECカシオモバイルコミュニケーションズ株式会社が、スマートフォンの新規開発を中止し、現在販売中の機種をもって生産および販売を終了すると発表した。ちょっと前から噂にはなっていたが、やはりその決定は事実だった。
スマホに関しては今後は保守だけになるが、嬉しいのは「従来型携帯電話機の開発および埼玉日本電気株式会社での生産は継続」という部分。かつては日本にはたくさんの携帯電話メーカーがあったが、撤退や統合で今や残ってるのは、NECカシオモバイルコミュニケーションズ株式会社、富士通モバイルコミュニケーションズ株式会社、ソニーモバイルコミュニケーションズ株式会社、京セラ株式会社、シャープ株式会社、パナソニック モバイルコミュニケーションズ株式会社になってしまった。かつては、三菱、東芝、パイオニア、ケンウッド、三洋(鳥取三洋)、日立、日本無線、デンソーなんかも携帯電話を作っていた。
スマホは便利だけど、Androidはやはり万人向けの電話のOSにはなりえない気がする。Windows Phoneと決定的に違うのは、Andoridは面倒だし、難しいってこと。Windows Phoneはシェアではかなり低く、今後fireFox OSやTizenが出ればさらに苦戦すると思うけど、でもWindows Phoneの設計はMicrosoft製とは思えないほど分かりやすく、そしてフリーズが少ない。それでもスマホならではスクリーンタッチの面倒さや不便さはある。
日本人ならではの作り込みや技術を発揮できるのは、やっぱり普通の携帯電話だし、通話とメール、あとちょっとWebとアプリができればいいというユーザー層はまだまだ存在する。未だに携帯サイトがキャンペーン等で作られるのもまだまだ普通の携帯を使う人が多いから。NECカシオモバイルコミュニケーションズ株式会社の方向転換はスマホ全盛の中、勇気ある決断だけど日本ならではのモノづくりを見せてほしい!