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CDMA iPAQ

韓国でもPDAは熱い。だがその内容は日本とはかなり違う。日本ではPDAといえば、PalmでありCLIEだが(Zaurusもあるか……)、韓国はWindows CEだ。なかでもiPAQはジャケットコンセプトの拡張性の高さで人気の機種。そんな韓国には米国にもない拡張パックがある。それがCDMA拡張ジャケットだ。これはiPAQにCDMAモジュール(CDMA2000 1x対応)を内蔵した拡張パックを装着することで、通話と通信機能に対応するもので何製品か存在する(価格は日本円で1万円前後と韓国の携帯電話本体の3分の1以下である)。当然電話でもあるのでWake up機能もある(なければ困るが)実は拡張パック以外にもCFカード形式(カードサイズではない)のCDMA通話/通信カードも存在する。だが拡張パックはスリムはiPAQに比べてかさばる。それを解決した例をとある韓国のサイトで発見した。

ホントか?と思ってしまうような内容の投稿はMETALPDAというサイトにあった。タイトルは「グァンヨルさんのiPAQ+CDMA猟奇統合改造記」。投稿によると、グァンヨさんは実はiPAQの拡張ジャケットにCDMAモジュールを初めて組み込んだ人らしい。その反響の高さから通信会社や業界の関心引き、現在のCDMA拡張パックが市場に登場することとなった。しかし、彼はこの拡張パックを装着すると方法は容易に機能を拡張できる利点でもあるが、逆に大きさも重さも増すという欠点だと思っていたらしい。そこでこれを内蔵するという試みを実験したのが内容である(内部写真は企業秘密で非公開らしい)。

内蔵するCDMAモジュールは、拡張パックの物をベースに小型化したボードにまとめ、本体に内蔵している。しかし、iPAQの本体にはいくら小型化してもそんなスペースはない。そこで本体内蔵の1400mAhのバッテリーを690mAhの物に置き換えスペースを確保したという。また汎用のバッテリーを流用するとバッテリー容量を検出できないため、オリジナルバッテリーからPCM回路を流用して対応している。バッテリー容量が減ると動作時間が減るが、それは車での使用をメインすれば解決すると書いてある(そんな対策でいいのか?)。アンテナはSDカードスロットの横に長さの短いタイプを埋め込んでいる。スロットをはさんで反対側にはマイク対応のピンプラグの端子を内蔵し、ハンズフリー通話も可能。

またソフト面では、本体左側の録音ボタンを通話開始/終了とリダイアルに割り付け、スピーカーフォンにも対応しているらしい。ページに下の方にiPAQが4台並んでいるのは、各種CDMA拡張パック装着時と内蔵型(一番右)との比較らしい。通信の認可や自由度の違いもあるのだろうが、日本でも同様のものがあればiPAQも多少は注目されそうなのだが……。

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コメント

  1. Kiyotaka より:

    と書いておきながら、実はCDMAはないがGSMの拡張ジャケットなら米国にもありそうな気がしてきた(調べたわけではないが)。
    ちなみに韓国のCDMA拡張パックは、通信/通話に加えてSMSにも対応してる。