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DELL XPS 15が届いた

DELL アンバサダープログラム」に当選して、DELLからXPS15 (9560)を約一ヶ月間試用できる事になり、早速製品が届いた。DELL製品は仕事で使った事はあり、個人的にも購入しようと考えた事もあるのだが、その時々のモデルだったり製品構成に縁がないのか購入に至らず、ずっとHP製品を使っているのはKiyologの過去に書かれている通り。とは言え、XPS 15はスペック的には気になる製品であり、せっかくの機会なので約一カ月間使ってみてどんな感じなのか紹介していこうと思う。

パッケージはシンプルで最低限のものしか入っていない

パッケージは外箱がいわゆる茶色の段ボールにロゴが入った簡素なもので、プレミアム感は特にない。

その外箱の中に緩衝材で固定された黒い内箱があり、こちらはちょっとお金をかけた感じ。内箱の中には本体と紙もの(クイックスタートガイドなど冊子が2冊)が入っていて、内箱の横にACアダプターを収納した箱が別にある。

今回は貸し出し用機器だからなのか不明だが、本体の電源を入れるとすでに設定済みのアカウントで立ち上がる。個人的にはこうした貸出機の場合、リカバリー状態かあるいはリカバリーメディアを付属して、環境を初期化して一から使いたいところだがDELLのアンバサダープログラムではそういう訳にはいかないらしい。雑誌等のメディア向けの貸し出し機はこの手のモノが付属する場合が多いのだが……。

一カ月は検証も兼ねてそれなりに使うので、ある程度手持ちのソフトウェアもXPS 15にインストールすることになるのだが、リカバリー等出来ないとなると返却前にアンインストール等してもアカウントやプロダクトキー、データ等が残ったり復元できる可能性もあるので、このまま使うのは若干不安がある。

世界最小を謳う極小ベゼルとAdobe RGB 100%対応の4Kディスプレイ

本体はDellが「InfinityEdgeディスプレイ」と呼ぶ世界最小を謳う5.7mmのベゼル幅を持つだけあって、15.6インチ液晶を搭載しながら幅は357mm、奥行きは235mm、厚さは最大で17mmで、14インチクラスの液晶搭載モデルと同等に収めている。重さも約1.99kgとギリギリ2kgを切っている。

今回貸し出された4Kディスプレイ・タッチパネルモデルは、IGZO IPS方式の解像度3840×2160ドットで10ポイントタッチのグレア液晶パネルを搭載する。他にフルHD(1920✕1080ドット)液晶搭載のモデルもあり、こちらは非タッチパネルでノングレアタイプの液晶となる。

液晶パネルはどちらもAdobe RGBの色域に100%対応し、付属のDell PremierColorを使って写真編集やDTP向けのAdobe RGB以外に、SD映像向けのITU-R rec. BT.601、HD映像向けのITU-R rec. BT.709、デジタルシネマ向けのDCI-P3等の色域にも簡単に変更できる。またX-Rite社製のキャリブレーターもサポートしており、キャリブレーターを接続すればモニターのセッティングをさらに突き詰められる。

色再現性・色域は満足のいく性能なのだが、4Kパネルの映り込みはかなり凄く、周囲のあらゆるモノが映り込む。発色を優先してグレアタイプなのかもしれないが、これはデザインや写真編集を仕事にする人にとっては見づらい。また写真編集やデザイン、DTPソフトはほとんどがタッチ操作に対応してないのを考えると、15.6インチサイズで4K解像度の液晶でタッチパネルが必要なのかやや疑問もある。4K解像度とタッチパネルが要らないであれば、ノングレアのフルHD液晶モデルも選択肢に入れてもいいかもしれない。

アルミニウムとカーボンを使ったボディ

本体天面はアルミニウムのブロックから削り出したものを採用、底面も同じくアルミニウム製で15.6インチモデルながら2kgを切る軽量化と剛性確保に貢献している。本体奥側(写真で下側)のスリットは放熱用のスリットで、手前側(写真で上部)左右のスリットはスピーカーのスリット。

底面中央のXPSロゴのプレートを開くと、サービスコードやシリアルのバーコード等が確認できる。最近はバッテリーを取り外した内側等にこうした情報を刻印するメーカーも増えたが、XPS 15はバッテリー交換非対応なのでこの位置にある……正直この凝りようは無駄だと思うが。

アルミニウム製の上下パネルに挟まれるように側面はカーボンファイバー製。背面側は天板が本体背面に回り込んで開く構造のため端子類は一切なくスッキリしている。

前面側も特に同じくスッキリしたデザイン。液晶のエッジが細いデザインもあって指紋が画面に付きやすい。また15.6インチの液晶が大きいのでヒンジの硬さもそれなりにあるので、天面を開くために正面に指を掛ける凹み等がないでは開きにくい。

本体右側面には奥側(写真では右)から電源ポート/USB 3.0端子/HDMI端子/Thunderbolt 3兼USB 3.1端子/ヘッドセット用端子を備える。本体の厚みは奥側から手前に向かって6mmほど薄くなっているのだが、カーボンファイバー製のサイドパネルのデザインもあって実際より傾斜角があるように見える。

左側面には奥側(写真では左)からケンジントン・ロック・スロット/バッテリゲージボタン兼インジケータ/USB 3.0端子/SDカードスロットを備える。

15.6インチのノートではあるが、Ethernet等の優先LAN端子は無く、USB 3.0も左右に各1基、Thunderbolt 3兼USB 3.1端子と合わせても合計3基とポート類はやや寂しい。

バックライト付きキーボードはやや幅が狭い

キーボードは15.6インチサイズでは最近減ってきたテンキー非搭載タイプで、キーはアイソレーションタイプ。キーピッチは約19mmながらキー幅が約14.5mmとモバイルノートと比較してもキー自体がちょっと狭い。右カーソルキーの下にWindows Hello対応の指紋認証センサーを備える。

普段使っている11.6インチのHP EliteBookですらキー幅は16mm、キーピッチは19mmあるので、XPS 15の場合は本体サイズに対してキーが小さく、個人的な使用感だとちょっと窮屈でミスタイプしやすい。またEnterキー周辺のキーもかなり狭く、このサイズのノートPCにしてはキーサイズに不満は残る。打鍵感はそんなに悪くないだけに少し残念。

キーボードはバックライト搭載で、明るさは十分。輝度はF10キーで明るさを2段階で変更できる(BIOSでの設定も可能)。

ACアダプターは130Wと容量の大きいもので、リチウムポリマー電池採用の薄型の10000mAhクラスのモバイルバッテリーとほぼ同じサイズで、厚みは2倍くらいある。ACアダプターの先端にはLEDが内蔵されており、XPS 15本体との接続の有無に関わらず電源接続時はLEDが発光する。

今回は外観を主に紹介したので、次回はCPU等内部を紹介する。

 

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