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EliteBook Revolve 810 G2 その2

前回はEliteBook Revolve 810 G2の外観を紹介したので、今回は内部も少し紹介。底面はHPの法人向けモデルではおなじみの樹脂製パネルを使っていて、バッテリーはロックをスライドするだけで取り外せる。

取り外し可能なバッテリーの容量は4000mAh

HP EliteBook Revolve 810 G2

HP EliteBook Revolve 810 G2

バッテリーは底面カバーと一体型のタイプで、セルが左右に分かれて配置されている。MacBookなど最近の薄型ノートPCは、薄型のセルを四方に並べて配置する方式が主流で、EliteBook Revolveではバッテリー交換式のためにカバーと一体型になっている。ちなみに(交換用の)バッテリーの型番は「OD06XL」で定価15000円。

HP EliteBook Revolve 810 G2

HP EliteBook Revolve 810 G2

バッテリーの詳細を「HP Support Assistant」で確認してみると、バッテリーの容量は4000mAh。ただバッテリー使用期間がなぜか412日(苦笑) 生産されてから、1年以上在庫で眠ってたとか?サイクル回数は1/1000なので、毎日充電しても約3年は使えるセルらしい。

HP EliteBook Revolve 810 G2

HP EliteBook Revolve 810 G2

バッテリーは本体手前(パームレスト下)で、本体中央のロックレバーをスライドするだけで外せる。写真はバッテリーを取り外した状態で、前面部分はほとんどがバッテリースペースで、中央部分の左右端にあるのはスピーカーユニット。バッテリーを手間に配置し、CPUやSSDなど熱を発するパーツは本体奥側に配置しているため、高負荷をかけてもパームレストはほとんど熱くならない。

内部アクセスに多数のネジを外す必要があり
メモリーやSSDの交換はちょっと面倒

HP EliteBook Revolve 810 G2

HP EliteBook Revolve 810 G2

メモリーの増設、SSDの交換、無線LAN&Bluetoothカードの交換などは、後部側のカバーを外して作業する。最近のHPの機種はネジなしでこれらのスロットにアクセスできる機種が多いが、EliteBook Revolveは隠しネジを含めて9本を外す必要がある。またカバーもスライドでは外せず、カバーの複数の爪でマグネシウム合金のボディと噛み合っているため、外すのは結構手間がかかる。

HP EliteBook Revolve 810 G2

HP EliteBook Revolve 810 G2

本体後部右側(写真のひっくり返して横向きにした状態では下側)にmini PCI-Expressスロットが2つあり、そのうちの1つにWi-Fi&Bluetoothカードが取り付けられている。もう1つのスロットにはLTE通信カード等のWANカードなどを装着できる。その横にM.2スロットとSODIMMメモリースロットがある。

写真でmini PCI-Expressスロットの上にあるのがSSD用のM.2スロットで、さらにその上にSODIMMのメモリースロットがある。EliteBook Revolve 810 G2はオンボードで4GBのメモリー搭載なので、拡張用のメモリースロットはこの1基のみ(オンボード4GB+8GB SODIMMで最大12GB)。手持ちのProBook 4230sで使っているDDR3 PC3-10600(1333MHz)のSODIMM 4GBメモリーが使えるかと思って装着してみたが、起動するとBIOSで「Not Support」と表示されてしまう。

EliteBook Revolve 810 G2が搭載する第4世代のHaswellのCore iは、ProBook 4230sが搭載する第2世代のSandy BridgeのCore iで使っていたDDR3 PC3-10600(1333MHz)もサポートしているはずなのだが……何でだろう?12800(1600MHz)のSODIMMを買うしかないらしいので、とりあえず当面は4GBで我慢。

内蔵SSDはLite-On IT製の128GB

LITE-ON L8T-128L6G-HP

LITE-ON L8T-128L6G-HP

SSDスロットはM.2規格で、購入したモデルにはLite-On IT製の128GB SSD「LITE-ON L8T-128L6G-HP」が装着されている。データシートによると、M.2(SATAIII)接続でキャッシュサイズは256MB、コントローラーはMarvell製の「88SS9188」。

Crystal Disk Mark LITE-ON L8T-128L6G-HP SSD

Crystal Disk Mark LITE-ON L8T-128L6G-HP SSD

Crystal Disk Markで標準搭載のSSD「LITE-ON L8T-128L6G-HP」のベンチマークを計測。Marvell製コントローラー搭載の割には性能的は普通。

底面になぜかNFCリーダーがある

HP EliteBook Revolve 810 G2

HP EliteBook Revolve 810 G2

本体後部の左ヒンジ付近にNFCを搭載……なぜこの位置に?

HP EliteBook Revolve 810 G2

HP EliteBook Revolve 810 G2

カバーを取り付けた状態ると、NFCのアイコンがある。しかし底部奥側にNFCを取り付けるというデザインはどうなんだ?ハッキリ言って使いにくい。EliteBook Folio 1020 G1などはタッチパッド下にNFCのリーダーがあるのでタッチパッドにカードやスマホなどを置くだけでいいのに……。雑誌やPC系サイトのレビュー記事や販売店の宣伝文句にパームレストにNFC内蔵みたいな事が書かれてるけど、その位置では絶対反応しないと思うし、実際に試してみても底面奥側でしか反応しない。

ちなみにパーツNo.F2S73PA#ABJの「FeliCa Device Plug-in」を導入すればFelica対応となり、Felica対応アプリを利用すれば、nanacoやSUICAの残高を確認したり、楽天Edyのチャージなどができる。

付属のACアダプターは相変わらずジャックが直線的で長い

HP EliteBook Revolve 810 G2

HP EliteBook Revolve 810 G2

付属のACアダプターは、パーツNo.H6Y89AA#ABJの「65W スマートACアダプター 2014」で出力は19.5vで2.31A。ProBookなどに付属するUSB出力付きのパーツNo.H6Y82AA#ABJの「65W スリムスマートACアダプター 2014」も対応するが、こちらは付属しない。

保証期間は3年

HP EliteBook Revolve 810 G2

HP EliteBook Revolve 810 G2

本体購入時に販売店の5年保証を付けたのだが、Windows 10インストール完了後、「HP Support Assistant」をセットアップして保証のステータスを確認すると、保証期間の残りが2年11カ月!3年保証のモデル?保証の開始日が2015年6月30日で、終了日が2018年8月28日とやや不思議な保証期間。

HP EliteBook Revolve 810 G2

HP EliteBook Revolve 810 G2

ちなみにBIOSで確認すると保証開始日が2015年9月6日、つまり納品日……というよりは使用開始日になっている。

HPのホームページでは、HP EliteBook Revolve 810 G2の標準保証は「1年間引き取り修理サービス、1年間パーツ保証/電話サポート」となっていて、標準保証以外に購入時から標準保証が切れる1年以内に3~5年の保証延長ができる「HP Care Pack」を購入すれば、料金プランによって「引き取り修理」「オンサイト翌日対応修理」「オンサイト トラベル翌日対応修理」「オンサイト 休日修理付翌日対応修理」などが選べる。また標準保証が切れる前なら3年~5年の契約でなく、1年ごとに保証を延長できる「HP Care Pack ポストワランティハードウェアサービス」というのもある。

このElliteBook Revolove 810 G2の3年保証はどれ何だろう??何にしてもメーカー保証3年+販売店保証2年で合計5年あれば、2020年まで十分使える。

 

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