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HP ZBook 15 G5 Dream Colorモデルの外観を紹介

HPのコンシューマー製品であるPavillionシリーズやEnvyシリーズ、Spectreシリーズ、法人モデルのProBookシリーズやEliteBookシリーズに関しては、ネットでレビュー記事や買い物ガイド、クーポン等の特売情報がいくらでも見つかるが、ワークステーションのZBookシリーズとなるとレビュー記事はほとんど見つからない。

ZBookは売れてないのか?と言えば、そんな訳でもない。法人向けPCのシェアでは、2019年のデータでレノボについで日本HPは2位だが、ワークステーションのシェアに限定すれば日本HPは12年連続で1位。つまりそれなりに台数は売れている。ワークステーションのレビュー記事が少ないのはHPのZBookに限った話ではなく、レノボやDELLのワークステーションでも個人のレビュー記事も含めてほとんどない。これはワークステーションが通常の法人向けPCと比べて価格が高く、しかもワークステーションを導入する場合、SIなりメーカーの法人営業が間に入って機種選定からセットアップ(キッティング)等も行うケースが多いので、レビュー記事自体が必要ないのかもしれない。

そうは言っても個人でワークステーションを購入するユーザーもいるし、リースアップで型落ちをそれなりに安く導入するケースもあり、そういうユーザーはメーカーのホームページに掲載されている以上の情報が欲しいかもしれない。そんなところから、Kiyologでは法人モデルやワークステーションのレビューを掲載している。

相変わらず大きくて思いZBook 15 G5

4K DreamColorモデルを求めて個人輸入したZBook 15 G5、すでに後継機種のG6シリーズが登場したが、CPUとGPUが世代交代し、液晶パネルの性能が少し向上しているものの基本的なデザインや機能はG5とそれほど変わらない。

本体サイズは幅376×奥行き264×厚さ26mmで、重量は約2.6kg。狭額縁が多い最近の15.6インチのノートPCの中ではフットプリントサイズが大きい。付属のACアダプターも150Wと大容量でサイズも大きく、重さも約457gと重いため、本体と合わせると3kgを超えてしまい、持ち歩きは適さない。ただこの大きさと重さと引き換えに性能と拡張性を実現しているので、そもそもZBook 15シリーズはいざとなれば持ち出せる程度に考えておくのがいい。持ち運びたいなら重量約1.6㎏のZBook 14uシリーズや重量約2㎏のZBook 15 Studioシリーズのような機種もある。

日本HPのZBook 15 G5の場合、発売時期でモデル構成が変わるが、基本的にはベーシックモデル、スタンダードモデル、パフォーマンスモデル、エクスクルーシブモデルの4種類があり、エクスクルーシブモデルのみDreamColorパネル搭載となる。以下は代表的なモデル。

ベーシックモデル パフォーマンスモデル
CPU Core i7-8750H Core i7-8850H
vPro 非対応 対応
メモリ 16GB(8GB×2)
※最大64GB
16GB(8GB×2)
※最大64GB
ストレージ 1TB SATS SSHD 512GB M.2 NVMe SSD
Ethernet 1000BASE-T/100Base-TX/10Base-T
Wi-Fi IEEE 802.11 a/b/g/n/ac
Bluetooth Bluetooth 5
WAN なし
近距離無線通信 (NFC) 搭載
GPU Intel UHD 630
nVIDIA Quadro P1000 (4GB GDDR5)
Intel UHD 630
nVIDIA Quadro P2000 (4GB GDDR5)
ディスプレイ 15.6インチFHD IPS方式LCD (最大輝度 400cd/m²、最大1677万色、LEDバックライト、周辺光センサー)
外部出力 HDMI 2.0 最大 4096×2160 60Hz
I/F SD UHS-II対応SDカードスロット、Thunderbolt 3×2 (USB-Cコネクタ仕様、DisplayPort1.3 、USB 3.1)、HDMI 2.0ポート×1、USB 3.0ポート ×2 、USB 3.0ポート(チャージ機能付き)×1、スマートカードリーダー×1(PC/SC対応、ISO7816準拠)、ネットワークポート(RJ45) マイク入力/ヘッドフォン出力コンボポート ×1
オーディオ機能 Audio by Bang & Olufsen
内蔵ステレオスピーカー、内蔵マイク
ポインティングディバイス ポイントスティック、タッチパッド (3ボタン、マルチタッチジェスチャー機能、オン/オフ機能付)
指紋認証センサー パームレストに内蔵
キーボード 日本語:キーピッチ:約18.7×18.4mm、キーストローク:1.5mm、テンキー、防滴機能付き、JIS標準準拠・OADG準拠配列 、バックライト機 能付き、コミュニケーション・コラボレーションキー装備

今回購入したモデルは日本HPのモデル構成にはないが基本的にはパフォーマンスモデルをベースにした構成に近く、Core i7 8850H、16GBメモリ、512GB M.2 NVMe SSDにDreamColorパネルと英語キーボードを搭載する。

天板のロゴが新タイプに変更

ZBook 15 G5では、G4まで続いていた天板およびボディのグラファイト系の黒っぽいカラーから、明るいシルバー系にボディカラーが変更になった。それに伴い天板のロゴも従来の丸い円形の中にHPの文字が入るものから、斜めの直線4本でHPを表現するコンシューマーを中心に採用の増えている新ロゴのスタイルに変更された。

本体前面にはG4までは電源や無線、HDDアクセスランプ等が左橋に備わっていたが、G5では前面側にインジケーターのLED類は一切なくなりシンプルになった。タッチパッド付近の前面側には液晶を開くときに指をかけやすいようにスリットに開口部が設けられている。

本体右側面は、奥側(写真で右側)から電源インジケーターLED、電源ジャック、USB Type-C (Thunderbolt 3)×2基(スリープ時の充電対応)、HDMI、USB 3.0×1基、オーディオジャック、スマートカードリーダーが備える。

左側面には奥側(写真で左側)からセキュリティー・ロック・ケーブル用スロット、RJ-45 Ethernetポート、USB 3.0×2基(本体手前側はスリープ時の充電対応)、SDカードリーダーを備える。

本体背面側には液晶パネルが回り込む構造のため、ポート類やインジケーター類は一切ない。背面には「Mobile Workstation」の刻印が入るのは従来機種と同じ。

メンテナンス性はG2以前の機種と同等に

ZBook 15 G3とG4で残念だったのは、底面パネルがHP法人モデル伝統のワンタッチ操作で簡単に外れる構造から、しっかりしたネジ止め構造になった。底面パネルを外して、マザーボードにアクセスするにはネジを10本前後外さないとならない。G5ではG2までで好評だったワンタッチで底面パネルを外して内部にアクセスできる構造に戻った。

底面パネルを外した状態。

SSDスロットはM.2 NVMe対応のものが2基。今回購入したモデルでは標準でキオクシア(旧東芝メモリ)制のKXG5AZNV512G (512GB)を搭載している。

メモリスロットは4基あり、今回購入したモデルではスロット1に16GBのDDR4 SO-DIMMが装着されている。底面パネルを開けてアクセスできるのは、メモリスロット3と4のみで、スロット1と2は本体を分解に近い作業してマザーボードを取り出さないと装着できない。G3とG4 では底面パネルを外すのは手間だったが、メモリスロットは2基×2基で4基並んでいて、メモリの増設が簡単だったのから見ると残念なポイント。分解に近い作業でマザーボードにアクセスし、メモリを装着するのは大変なのでCTOやBTOで予め32GBモデルを選択するか、あるいはスロット3と4を使って最大48GBまでと割り切る必要があるかもしれない。

底面右側手前には2.5インチベイが1基あり、SATA接続のHDDあるいはSSDを搭載することができる。写真はマウンターを外した状態。

キーボードはポイントスティック・3ボタン付き

今回購入したモデルは米国からの輸入なので、キーボードは英語仕様の101キーボード。キーボードのホームポジション付近にはポイントスティック、キーボード下のタッチパッド上下には3ボタンを備える。指紋センサーはG4までのスライド式からタッチ式に変更された。キーボード上部には電源ボタンとステレオスピーカーが備わる。G4までに搭載していた無線ボタン等はfnキーまたはホットキー操作のみに変更された。

10億色を表示できるDreamColor液晶パネル

液晶パネルはノングレアタイプで15.6インチ500nit (約500cd/m2)のIPS方式の液晶パネルを搭載。このパネルは米DreamWorksとの協業で開発された10ビット(10億色)表示に対応する技術を採用されている。

トップパネルの液晶を開いた状態で右隅にはDreamColor搭載を表すシールが貼られている。

次回はDreamColorを紹介予定。

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