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InstantCOPY

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DVD Shrinkの高速処理はすごいなぁと思いつつも、画質はそれなりな気もする。もっともDVDビデオの2層分(8GB前後)の容量をCeleron 2.6GHzで30分程度で再圧縮してしまうのだから、PowerPCのVelocity EngineによるMPEG-2圧縮がかすんでしまうパワー。
同様のソフトはフリーウェア、シェアウェア、パッケージソフト等でかなりの数がリリースされている。その中でネット上ではもっとも高画質の圧縮ができるという評判のPinnacle Systemsの「InstantCOPY」の日本語版「無限DVD」を購入してみた。
Pinnale Sysytemsといえば、Mac界では老舗のノンリニアビデオ編集のソリューションメーカーで、かつてはMiroMOTIONやBravadoといったビデオキャプチャーボート、またライバルメーカーのTrueVision社を吸収後はTARGAシリーズも販売していた。またリアルタイム3Dエフェクト技術にも定評があり、Windows用ではReelTimeというリアルタイムで3Dエフェクトが使えるノンリニアボードで一世を風靡した。記憶に間違いがなければ、Pinnacle Systemsはこの3Dのリアルタイムエフェクト技術でいくつかの特許を持っているはず。現在でもハリウッド御用達の「Commotion」や「Hollywood FX Pro」といったソフトや「CinéWave」や「
Liquid」といったハードウェアを発売している。
で、InstantCOPYだが、確かに高画質のDVDになる。DVD2層を1層へと容量を半分にするのだから単純に考えても圧縮率はかなり高くなる。それでもオリジナルと比較してもかなりの許容範囲の画質低下で済む。ただ難点はDVD1枚あたり2~3時間はかかるという処理速度、使いにくい機能、独自のファイル形式など。同じ作業時間でDVD Shrinkなら6枚のDVDを再圧縮できることを考えると微妙だなぁ。

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コメント

  1. kato より:

    DVDShrinkのスピードになれると、
    2〜3時間かかるのは痛いですね。
    この「無限DVD」は興味ありましたが、
    一気にその気が失せました。

  2. Kiyoaka より:

    まぁ画質がDVD Shrinkと比較して良いといってもものすごく良いわけでもないからね……何となくいいかなって程度だし。DVD Shrinkの画質が耐えられないようなものならともかく、十分実用になるので「無限DVD」を買う価値はないかも。せmて速度が同等か5割り増し程度ならまだいいのだが……。