18Jan

今回からLG Smart TVの機能を詳しく紹介していく。リモコンの「ホーム」ボタンを押すと、画面が「ホームダッシュボード」と呼ばれるパソコンやスマホの画面のようにアイコンが並んだデザインのGUI画面に切り替わる。
ホームダッシュボードは主に以下の4つのエリアで構成される。
- 現在視聴中の放送画面やテレビの入力端子に接続されている外部機器の映像を表示する「ライブカード」
- ビデオオンデマンドの動画サービスやYoutube、Twitter、facebookなどを集めた「プレミアムカード」
- ゲームやアプリなどを集めた「コンテンツカード」。
- 各種設定や番組表、録画リスト、Web ブラウザーなど様々な機能を集めた「マイアプリ」。
また3D表示に対応している機種では、3D映像を集めた「3D world」カードなどもあり、機種によってホームダッシュボードの内容は多少異なるが、基本的な画面構成や操作は一緒だ。
有料コンテンツの視聴やYouTube、Facebook、SKypeが使えるプレミアムカード
プレミアムカードは、LGが各地域の特性を考慮して用意したグローバルコンテンツとの国別に特化したサービスをまとめたもので、一部の有料のコンテンツも含まれる。カードの内容は国や機種によって異なり、M2352J-PMでは「YouTube」「Ustream」「facebook」「twitter」「Skype」「AccuWeather」などグローバルコンテンツ、「TSUTAYA TV」「hulu」「U NEXT」「T’s TV」「AcTVila」「JOY SOUND TV」などが日本向けのプレミアムコンテンツとして提供されている。
動画配信の有料コンテンツはすでにパソコンで利用している場合は、そのIDとPWなどをそれぞれのコンテンツを選んでログイン画面で入力すれば利用できる。Smart TVからの新規入会ももちろんできる。ただし、住所や氏名、電話番号、カード番号等の個人情報をリモコンで入力する必要があるので結構手間がかかる。
スマホやタブレットのようにLG独自のアプリが使える
コンテンツカードは、左上の「詳細」を選択すると各カードの画面に切り替わる。M2352J-PMの場合、標準でコンテンツカードが3枚あり、1枚目がGoogleのSmart TVにダウンロードしてインストールできるアプリを集めた「LG Smart World」だ。
LG Smart Worldには、「ゲーム」「エンタメ」「生活」「教育」「ニュース・情報」の5ジャンルのアプリがある。それぞれのアプリは
- 旬なアプリの「ホット」
- ダウンロード数が多い有料アプリの「トップ有料」
- ダウンロード数が多い無料アプリの「トップ無料」
- 新着アプリをまとめた「新着」
- すべてを一覧できる「すべて」
のアプリを絞り込んで表示できる。有料アプリの購入には「LG Smart World」に会員登録とクレジットカードの登録が必要。
ゲームアプリだけを集めた「GAME WORLD」
2枚目のコンテンツカードは、ゲームアプリだけを集めた「GAME WORLD」。ダウンロードできるアプリはLG Smart Worldカードのゲームの内容と同じだが、こちらはゲームのジャンルを「Arcade」「Action」「Puzzle」「Sports」「Etc」に分類できるので、好みのゲームが探しやすい。
外部機器やクラウドの動画・音楽・画像を再生するコンテンツカード
3枚目のコンテンツカードは、外部機器やクラウドサーバー上にあるコンテンツをまとめた「Smart Share」カード。
各カードについては別途詳しく紹介する予定。
カードの並び順を変更する
コンテンツカードの並ぶ順番は、ホームダッシュボード右上の鉛筆のアイコンを選ぶと編集画面に切り替わり入れ替えられる。標準の3つのコンテンツカードの内容は変更できないが、カードを追加することで任意のアプリを登録したカードを表示できる。
AndroidベースではなくLG独自OS上で動くアプリ
今後はWeb OSベースに移行
LGのSmart TVはアプリがダウンロードできたり、YouTubeやfacebookなどのアプリもあるのでAndroidのカスタム版のようなイメージだが、実際はLinuxをベースの独自のOSで、Androidのアプリとの互換性はなく、Google Playストアにもアクセスできない。
Smart TVのハードウェアスペックは、LGのDeveloperサイトによれば、2012年モデルはCPUがARM Cortex A9の900MHzのシングルコアCPUに1GB RAM、2013年モデルはARM Cortex A9で1GHzのデュアルコア搭載モデルが1.25GB RAM、ARM Cortex A9で1.2GHzのデュアルコア搭載モデルが2GBとなっていて、1年~1年半前のスマホのハイエンドモデルのスペックとだいたい一緒といったところ。
またアプリのSDKは「LG Developer」のサイトで公開されていて、Developer登録して審査に通ればアプリの公開ができるのはスマホのプラットフォームと同様だ。
気になるのはLGが昨年HPからWeb OSを買収して、それを今年のCESで今後の同社製Smart TVのOSに採用するとしている点だ。現在のSmart TV以前にもLGはNetCastという名称でSmart TVを発売していて、数年ごとにOSごと変わってしまう展開はユーザー的にはあまり嬉しくない。
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