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Pictures Lab

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前回紹介の「Photo Stylist」はLG製のWindows Phone 7端末を使ってる人以外、まったく意味ないので、今回は他機種ユーザーでも使える画像編集ソフトを紹介。

今回紹介するのは、Schulte Software Developmentの「Pictures Lab」。アイコンだけ見ると何か頼りないシンプルなアイコンで、Labなんてあると使いにくいUIを想像しがちだけど、このアプリはWindows Phone 7の画像編集アプリの中ではそこそこ機能も多く、UIも一貫性があって使いやすい。

Pictures Lab

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アプリを起動するとロゴ画面を表示した後、簡単な使い方の説明、バージョン履歴の確認(open version change lig in IE)、You Tubeにある使い方の紹介ビデオの再生(open intro video)が表示される。この画面は起動時に毎回表示される。

Picture Hubの写真を選ぶには、画面下部のアプリケーションバーにある「Choose」ボタンをタップする。アプリケーションバー右端の「…」で表示されるアプリケーショーンメニューから「take photo」を選ぶと、カメラで撮影することも可能。

Pictures Lab

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写真を選択するかカメラで撮影すると、画面上部に「Picture」「Effects」と表示された画面になり、中央に画像が表示される。アプリケーションバーには「choose」「edit」「crop rotate」「save copy」の4つのボタンが並ぶ。

「Pictures」をフリックすると「Effects」「Borders」の画面に切り替わる。

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「Effects」に内蔵するエフェクトは、
B&W(グレースケース)・Sepia(セピア風)・Soften(ソフト効果)・Auto Adjust(オートレベル調整)・Manual(マニュアルレベル調整)・Sharpen(シャープネス)・HDR(ハイダイナミックレンジ効果)・Lomo(ロシアのカメラLOMO風の表現)・Vintage(古い写真風の表現)・1953・1972・1989・1991・Kolor・Koda・Hipster・Hipstream・Red Hipster・Bulge・Bitmap(モノクロ)・Comic・Edge Detection(輪郭線抽出)・Tilt Shift(トイカメラ風の極端に被写界深度の浅い写真)・Night Vision(暗視カメラ風の表現)・Rainbow(虹色の効果)・Heat Image(サーモグラフィー風の表現)・X-Ray(X線写真風の表現)・Nagative(ネガポジ反転)・Mirror(鏡像)・None(エフェクトなし)――の30種類。横3列×縦10段に並んで表示され、エフェクトを適用したプレビューイメージの画像がサムネイル表示されるため、どんな感じになるのかイメージをつかみやすい。

「Borders」は写真にフレームを付ける機能。< Instant・Old Instant・Old Paper・Dirty・Film・Strip・Grunge・Old Plate・Brunt・White・Black・None――の12種類のフレームが選べる。このフレームの幅はそれぞれ固定で変更することはできない。 [caption id="attachment_2841" align="alignleft" width="180"]Pictures Lab Pictures Lab[/caption] 

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また「Effects」や「Boaders」の画面で上下に画像をフリックすると、エフェクトが前後のものに切り替えれる。

エフェクトのパラメーターは、アプリケーションバーの「Edit」ボタンをタップすると、画面上にパラメーター調整用のスライダーが画像の上に表示される。スライダーの幅は3.5インチ画面のQuantumでも十分な高さがあり操作しやすい。パラメーター編集時はスライダーが常時下側に表示されっぱなしなので、スライダー部分の画像の様子が確認できない。「Edit」ボタンをタップするごとにスライダーのオン・オフ表示はできるものの、下側はエフェクト適用具合は見ながら操作できない事に変わりはない。

設定したパラ―メーターをリセットする機能はないが、適用したエフェクト自体のリセットは、アプリケーションメニューの「reset effects」でできる。またエフェクトを連続して適用することはできないが、エフェクトとBorderを同時に適用することはできる。

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画像の回転と切り抜きは、アプリケーションバーの「crop rotate」ボタンをタップする。

「Crop&Rotate」画面で画像を回転するには、アプリケーションバーの「rotate left(左回転)」「rotate right(右回転)」をタップする。回転は90度単位で任意の角度の回転はできない。

またアプリケーションメニューの「「filp vertical(水平反転)」「flip horizontal(垂直反転)」で画像を反転できる。切り抜きは、画面上を二本指でつまんでピンチイン・アウトすることで範囲を指定する。

切り抜く範囲の縦横比は任意だが、アプリケーションメニューからプリセットの「aspect raito」を選ぶことで、1:1や4:3、16:9に固定できる。切り抜きや回転はアプリケーションバーの「apply」ボタンをタップすることで決定する。

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この他にアプリケーションメニューの「share」を使えば、編集した画像を自動的にりサイズしてtwitterやfacebookにアップロードして共有できる。このときGPS情報をもとにした現在地情報を付加することも可能。

画像のアップロード先は、「settings」の「Share」で設定する。facebookなどSNSへのアップロードをLockerzを経由する仕様で、直接アップロードはできないので注意。

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保存データには適用したエフェクト名がEXIFに自動記録されるが、アプリケーションメニューの「settings」の「General」にある「EXIF Artist」を利用すれば、エフェクト名でなく任意の文字列(通常は画像作成者)を追加できる。

またアプリケーションメニューの「settings」の「Save」では、保存時のファイル名やJPEGの圧縮率、最大ピクセル数などを設定できる。

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Kiyologの評価は10点満点で8点。複数のエフェクトの連続適用や画像の任意確度での回転などができない、スライダー位置が固定などが減点ポイント。それを除けば、Windows Phone 7の画像編集ソフトとしては180円の価値はある。なお、このアプリはバージョンアップでエフェクトが追加されたりしてるので、今後さらなる改良に期待できる。保存できない試用版も用意されてるので、一度試してから購入を考えてみるのもいい。

このソフトとThumba Corporationの「Thumba Photo Editor」があれば、たいていの画像の補正や加工はできるのでセットで揃えておくと便利!

※このエントリーを書いた時点でのPictures Labはバージョン3.3だったが、その後4.0にバージョンアップしたときに日本語UIにも対応し、複数のエフェクトを連続して適用できるように改良されています。またPictures Labはアプリ価格が何回か変更されていて、現在はMarketplaceの日本版では265円になってます(2014/03/15)
バージョンアップ履歴は、こちらを参照。

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