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QuantumをMangoにアップデート

あちこちで言われてたように米国時間で27日にWindows Phone 7の既存端末への7.5 (コードネーム:Mango)へのアップデートが開始された。ななふぉさんの記事では、とりあえず本日からアップデートが配布されるのは、アップデート対象の全ユーザーの10%らしい。

Windows Phone 7.5 Build 7720 Update

Windows Phone 7.5 Build 7720 Update

うちの端末でも早朝にZUNEと同期したら7.5 “Mango” (Bulid 7720)へのアップデートの画面が出た。ちなみにうちのQuantumは以前書いたように日本語リソースが表示されるようにレジストリーに0411を追加してるのだが、今まではロケールが英語設定のWIndows Liveアカウントをメインに設定してるので、ZUNEもWindows 7も基本は英語設定。そのため、アップデート画面も英語表示になってます。

アップデート手順は、NoDo(やPre Mango)などと一緒で、アップデートを実行すれば、アップデーターのダウンロード→アップデータを端末に転送→端末でアップデータを実行→再起動……の流れで、放っておけば小一時間もあれば完了します。ななふぉさんの記事にもあったように、開発者向けにリリースしてるPre Mangoをインストールしてる場合にNoDoのバックアップへレストアしなくてもそのままPre MangoからMangoへとアップデートされます。ただ、うちの場合は今回バージョンアップ時のバックアップデータの作成は行われませんでした。

Windows Phone 7.5 Build 7720 Update

Windows Phone 7.5 Build 7720 Update

アップデートが終わると、こんな感じで更新終了の画面が出ます。今までのアプリや各種設定、ピクチャーや音楽、動画などのデータもそのまま引き継がれます。

うちの場合は、Mangoの正式版がリリースされたらアップデート後はロケールが日本のWindows Liveアカウントをメインに切り替えようと思ったので、一旦端末を初期化しました。

 

通常のAT&T製LG Quantumでは初期化後の画面では英語・フランス語・イタリア語・ドイツ語・スペイン語の5ヶ国語しか選べないのですが、うちのはレジストリーに0411を追加してるので、この初期化時の最初の画面で日本語も選べます。ロケールが日本のWindows Liveアカウントを設定し終わると、日本語のUIが表示されます。どうやらAT&TのQuantumに関してはUIに日本語のデータもちゃんと含まれてるようです……ただし、これを実現するにはNoDoかPre-MangoのときにMFGで0411をレジストリーに追加しておいた方がいいです。

アカウントを設定し終えたので、気になっていた部分をチェック。1つは以前も書いたハードウェアキーボードで日本語が入力・選択できない問題。もう1つはPre Mangoは開発者用なのもあってカメラに必要最低限の機能しかなかったのがLG仕様になったのかどうか?結論から言うと、どちらもBuild 7720のMangoでは改善されてません。相変わらず日本語は入力・選択できないし、カメラも設定できるのはフラッシュのオン・オフ・自動の設定のみ。

Windows Phone 7.5 Build 7720 Update

Windows Phone 7.5 Build 7720 Update

ちょっとガッカリしつつ、アプリやデータをインストールしようと思ったら、さらにアップデータ(更新プログラム)があると日本語で表示が……。何だろうと思いつつ、ZUNEに同期してみると……

Windows Phone 7.5 LG Update

Windows Phone 7.5 LG Update

「LG Update for Windows Phone」と表示された。どうやらMangoにアップデート後、さらにLG専用のアップデートがあるらしい……カメラ機能の改善?手順はMangoのアップデートと同様に更新を開始すれば勝手いに始まります。ただし、今回はバックアップが作成されるので若干時間が増えます……ここでバックアップ?って気もしますが(笑)。

 

LG用のアップデート適用後は、ハードウェアキーボードの日本語入力問題が解決されてました。どうやらRTM以降にこの部分に対応したようで、追加アップデートで修正されるようです。まぁこの問題はハードウェアキーボード搭載のLG Quantum、HTC 7 Pro、Dell Venue Proの3機種しか関係ないんですが、HTCやDell用のアップデータには修正が含まれてるんだろうか? カメラ機能も解像度や撮影モードの選択、ホワイトバランス調整などLG Quantumが備えてるカメラ機能が選択できるようになりました。しかもLG仕様のカメラ機能もしっかり日本語UIで表示されます。

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コメント

  1. Naohiro より:

    はじめまして。
    IS12Tなども含めて価格、機能など様々な検討をした結果何故かこの機種に行き着いてしまったのですが、
    数日前にLG Quantum C900をamazonで注文し、到着を心待ちにしています。情報がほとんどないのでここだけが頼りです。
    2点ほど質問よろしいでしょうか?

    1. 8/7のBlogにて
    >上記の状態で他言語を選択してしまうと、再度「Sym」キーを長押したときは日本語が選べなくなってしまいます。
    >まぁMango Refreshは開発者向けのβなのでいいけど、RTMではちゃんと直ってるのかな?

    の一文がありますが、本番Mangoおよびその後のLGアップデートでこの問題が修正されたと解釈してよいのでしょうか?
    HTC7ProやDell VenueProではいまだに日本語の入力が上手くいったという情報を聞かないので、
    もしSymキーでスムースに日本語/英語が切り替えることができたならばかなり画期的だと思うのですが。

    2. Mangoの状態でMFGのレジストリエディタは機能しているでしょうか?

    回答に支障があるようでしたら軽く流してください。

  2. Kiyotaka より:

    Naohiroさん、こんにちは。
    コメントありがとうございます。

    お尋ねの件ですが、

    1のハードウェアキーボードの「Sym」キーでの日本語を含む言語切り替えは、いわゆる公式Mango(Build 7720)のアップデートでは直っておらず、日本語以外……韓国語や中国語も含めた言語でしかSymキーでの言語切り替えは対応しません。ただし、Mango(Build 7720)にアップデート後、LGのQuantumにはLG専用のアップデーターが追加配信されており、それを続けて導入することで日本語もSymキーで可能です。ちなみにブログにも書いてますが、このLG専用アップデーターを導入しないとカメラ機能が必要最小限(シャッターを切るのとフラッシュのオン・オフ)しか使えません!

    同じハードウェアキーボード付きでもHTC 7 ProやDell Venue Proはtwitterの#wp7jpや#wp7dev_jpなどのハッシュタグや2chを見る限り現状では対応してないようです。今後Quantumと同様のアップデータが出れば対応するかもしれません。

    Quantumの場合、MSのWP7エヴァンジェリストの高橋さんと私の間でtwitterでSymキーの言語切り替えの状況に関する動作の状況を中国語や韓国語、マレーシア語などいろいろ動作の報告をしたのが少なからず影響したかもしれまん(笑)高橋さんはHD 7 ProやDell Venueのユーザーにも動作状況の報告をtwitterで求めてましたが、切り替えられないって話ばかりで高橋さんの求める情報を提供した人はいなかったように思います。まぁ単なるキャリアの検証の都合で修正が遅れてるのかもしれませんけど。いずれにしてもフィードバックは大切です。

    2のMFGの起動やレジストリーエディタに関しては、少なくともMango(Build 7720)やその後のLG用アップデート後でも問題なく動作しています。

  3. Naohiro より:

    Kiyotakaさん、早速のご返答ありがとうございます。

    >ただし、Mango(Build 7720)にアップデート後、LGのQuantumにはLG専用のアップデーターが追加配信されており、
    >それを続けて導入することで日本語もSymキーで可能です。

    まさにこれが知りたかったのです(笑)。
    MFGの件と併せありがとうございました。
    到着予定のQ7はまだサンフランシスコあたりをさまよっているのですが、これで安心して到着を待つことができます。

    高橋さんはBlog内で試作品のLGのQWERTYキーボード端末を操作していたということもあって、対応が可能だったかも知れませんね。
    数少ないLGQ7のユーザーになる予定ですが、情報が少ないということもあり今後いくつか質問させて頂くかも知れません。その際はよろしくお願いします。