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SAMSUNGのデュアル液晶デジカメ「ST700」を入手!

今までメインで使っていた「TL220(ST500)」の次の世代の製品で、もう1台所有しているSAMSUNGのスリムシリーズのカメラ「ST90」と同じMagic Frameを初めて搭載した世代。発売は2年前だがCMOSセンサーは現行モデルも採用する1610万画素を搭載。ST500/ST550は全面タッチパネルUI採用の初期の世代だったが、ST700はUIも大きく変更され現行モデルのベースになっている。

SAMSUNG ST700 vs TL220 (ST500)

SAMSUNG ST700 vs TL220 (ST500)

本体サイズはTL220が幅99.8x高さ59.8x厚さ19.1mmで149g、ST700が幅98.5x高さ55x厚さ19.8mmで121gなので、数値上では幅1.3mm×高さ4.8mm×厚さ0.7mmと高さ以外はわずかに小さく、重量が28g軽くなってる程度だが、実物は数値以上に小さく感じる。

Samsung ST-700

Samsung ST-700

本体前面には1.8インチで11.6万画素のフロント液晶を搭載。レンズはSAMSUNG TECHWIN製造の光学5倍(35mmフィルム換算で26~130mm)の独シュナイダー・クロイツナッハブランドのバリオプランレンズを搭載。レンズ横にはAF用の補助ライトも備える。

Samsung ST-700

Samsung ST-700

本体上面は、シャッターボタンとズームレバー、再生モードボタン、電源ボタンに加えて、新たに「フロント液晶」ボタンを独立して搭載。従来モデルでは前面液晶をオンにする場合、前面の液晶部分を軽く叩くか、背面液晶のタッチUIからオンに設定する必要があったが、この世代から独立ボタンでオン・オフができるようになった。

Samsung ST-700

Samsung ST-700

本体底面は、電池パックとMicroSDスロット、三脚固定ネジがある。ST500世代は充電兼データ転送用の端子も底面にあったが、ST700やST90の世代では利便性が悪いからか底面から側面に変更された。

Samsung ST-700

Samsung ST-700

本体前面に向かって左側面には、HDMI端子と充電兼データ転送用の端子を備える。HDMI出力を搭載したのは、この世代から。充電兼データ転送用のケーブルはサムスン独自のコネクターで、従来モデルと共通のタイプ。

Samsung ST-700

Samsung ST-700

ST-700も従来のSAMSUNG製コンパクトカメラ同様、言語設定に「日本語」があり、日本語を選択するとUIは完全日本語になる。日本発売をしないのに、ずっと日本語UIも搭載してるのは嬉しい。

Samsung ST-700

Samsung ST-700

撮影モードの切り替えや設定の変更は、メインメニューのボタンをタッチして選択。従来モデルの液晶上に表示されるロータリー式の選択メニューは廃止された。メニューのボタンはドラッグして場所を変更できるので、よく使う機能をまとめておけるので便利。

Samsung ST-700

Samsung ST-700

SAMSUNGのデュアル液晶シリーズといえば、子供がカメラの方に興味を持つように前面液晶にアニメーションが表示される「子供モード」。従来のモデルは選べるアニメーションはプリセットだけだったが、ST700以降の世代はダウンロードで追加したり、動画ファイルの再生や静止画ファイルの表示もできる。

その他に、
●「ミニチュア」「周辺光量フィルタ」「ソフトフォーカス」「シネマ」「ドットパターン」「スケッチ」「魚眼フィルタ」「霧補正」「モノクロ」「回想」「反転」などの効果を適用する「Smart Filter」
●「Wall Art」「Album」「Ripple」「Full Moon」「Retro Record」「Magazine」「Holiday」「Classic TV」などのテンプレートを選択して、範囲を指定した後に撮影した画像を合成する「Magic Frame」
●メモリに保存された人物を顔認識対象人物を指定すると、次の撮影時に自動的に人物を分析し、保存された優先AFポイントで選定する●「スマート顔認識」
●人物の肌の明るさと補正の機能を詳細に設定できる「Beauty Shot」
●光学式手ブレ補正+デジタル手ブレ補正
●人物の撮影時にポーズのガイドを表示する「Pose Guide Shot」
●ジャンプした瞬間を撮影する「Jump Shot」
●瞬きを検出して再撮影する機能
など、独自機能も健在。特に動画でも「Smart Filter」などがそのまま使えるのは結構ポイントが高い。

SAMSUNGや韓国製というだけで毛嫌いする人もいるけど、結構あれこれ作り込んでいる辺りは、やはりワールドワイドメーカーの製品なんだと思う。日本製のデジカメと比べてコストパフォーマンスは高いので、やっぱり海外ではそれなりに売れるのも分かる。

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