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Tescale Functional Resins for SLA/DLP 3D Printing

Kickstarterに光造形(SLA/DLP)方式3Dプリンター用レジンが登場した。Tescaleの「Functional Resins for SLA/DLP 3D Printing」というプロジェクトで3種類のレジンがある。

PTシリーズは、プロトタイプ向けの高解像度で高強度ながら収縮度が低いレジン。カラーはクリアー/黒/グレー/赤/クリアーイエローの5色があり、クリアのみSLAとUV光源のDLP方式の光造形3Dプリンターに対応する。価格は1リットルが$60(20人枠の早期出資者は$50)。1リットルのPTレジン3本セットは$140と少し割引になる。

WDレジンはロストワックス鋳造向けのキャストレジンで、3Dプリンターで出力したものを金型作成時に加熱すると、ロストワックス同様に灰がほとんど残らない焼却される。ジュエリーや歯科用向けでDLP方式の3Dプリンターに対応する。カラーはクリアーイエローのみ。キャスト用のレジンは形状把握がしやすいグリーン系が主流なので、イエローは用途によっては使いづらいかも。価格は1リットルが$100(10人枠の早期出資者は$90)。WDレジンのみを1リットル3本にしたプランも$250である。

CRレジンは、セラミック粉末とフォトポリマー(感光性樹脂)をブレンドしたレジンで、SLA/DLP方式の3Dプリンターに対応する。Tescaleによれば、CRレジンは市販のセラミック樹脂を使った製品と比較して、表面が高密度で耐久性も高い。約1100℃で10分焼いた場合の収縮率は、垂直方向が20~28%で平面方向が5~8%で耐熱性の高いモノの制作にも向いている。価格は1リットルが$100(10人枠の早期出資者は$90)。CRレジン 1リットル3本で$250のプランもある。

またPTレジン、WDレジン、CRレジンの1リットルを各1本セットにしたUltimake Makerプランも$240(10人枠の早期出資者は$200)である。日本への送料は33ドルで、プロジェクトが成立した場合は2018年5月頃に出荷となる。

AliExpressなどでもレジンは売っているが送料は結構高いので、Tescaleの1リットルの価格はそれなりに安いのだが、実力は未知数。Tescaleのサイトでも同じ価格で販売しているようなので、Kickstarterで買わなくてもいいかもしれない。

 

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