24Nov
原稿の中でビデオキャプチャーボードの写真が必要だったので、久々にRadiusのハイエンドボード「Video Vision Studio」を引っ張り出して撮影した。
今はビデオカメラも携帯もみんなデジタル記録だが、アップルがQuickTimeを発表して、初めてパソコンで本格的に動画が扱えるようになった頃は、アナログビデオ全盛期だったのでこんな大げさな装置が必要だった。価格は確か最初は70万円くらいだった気もする。こんな高いボードでもいまどきの携帯電話の動画撮影機能に劣るんだから、技術の進歩にはビックリ。当時はAdobeのAfter Effectsがバンドルでした。
ちなみにこのボードの圧縮方式はMotion-JPEG系なのだが、CODEC的にはRadius Studioという独自のもので、今ではデコードする方法がない(笑) Mac OS 9までは、Radiusから再生専用ボードやソフトウェア版のデコーダーもリリースされていたけど、今では入手不可……どのみちMac OS 9マシンのパワーではソフトウェアデコードはかなりの時間を要するので、どうしてもデコードしたい場合以外は実用的じゃないし。