9Aug

XYZprintingのオンラインショップで、8月4日の1日限定・30台限定の半額セールで販売された「ハンドヘルド 3Dスキャナー 1.0A (3SH1A)」が届いた。パッケージは約2年前に発売された「ハンドヘルド 3Dスキャナー 1.0 (3SH10)」と同様のマウス製品などによくある吊し販売も可能なフックが付いたパッケージ。
ちなみに旧バージョンのハンドヘルド 3Dスキャナー 1.0のパッケージはこちら。お手軽を謳ったのか子供の写真を使ったターゲットのよく分からないパッケージだったが、ハンドヘルド 3Dスキャナー 1.0A (3SH1A)の方はシンプルの赤を基調としたデザインに変更されている。
パッケージの構成に変化はなく、内容はスキャナー本体、ソフトウェアを収録したSDカード、両面カラーコピーのクリックガイド1枚。相変わらず説明書となるのは、ペラ紙1枚とちょっと寂しい。
付属のSDカードは旧バージョンでは4GB(インストーラー関係で約700MB使用)だったが、ハンドヘルド 3Dスキャナー 1.0Aでは8GB(インストーラー関係で約2GB使用)に増えている。インストール関係のファイルの容量が約3倍に増えた一番の理由は、旧バージョンで上手くスキャンできないとあちこちで酷評された点を改善したかったのか、各国語版で約4分強のチュートリアル動画が追加されたのを収録した為。黒髪のスキャンが苦手(すごく時間がかかる)というのは今回初めて紹介された訳だが、買う前にこの部分はHPなりに記述した方がいいのではないだろうか?普通に操作したら黒髪はスキャンされないと勘違いしてしまう。
本体デザイン、サイズとも旧バージョンから変更はない。相変わらず左で持つのを前提としたデザインだが、それはチュートリアル動画でも分かるように右手でノートPCを持って、左手でスキャナーを持つという状態を想定したからだろう。
スキャナー本体は、幅41×奥行き61×長さ157mmで重量は238g(USBケーブル込み)、内蔵のUSBケーブルは長さ約1.9mとこちらも変更なし。接続はUSB 3.0なのでPC側のコネクターは青色で、消費電力は0.6A(3A)。
デザイン・サイズに変更はないのだが、本体の赤色の成形色が旧バージョンより深い赤い色に変わったように思う。写真は旧バージョン。
前面にIntel RealSense対応のカメラ(カラー画像カメラと深度検出用の赤外線カメラ)、赤外線ライト、LEDランプなどを内蔵する。カメラの周囲はミラー仕様で鏡のように映り込む。
スキャン範囲は、最小が幅5cm×奥行き「5cm×高さ5cm、最大が幅100cm×奥行き100cm×高さ200cm。スキャン精度は1.0~2.5mmと旧バージョンの1.5mm固定より幅が広がっている。ただこれはハード的な違いではなく、おそらく全身をスキャンするボディーモードを追加したことで高さ2mまでスキャンが可能になった事による相対的な解像度の変化だと思われる。
本体裏側。持ち手となる部分の先(写真では左側)に円形の操作ボタンがある。ボタンはUSB接続時には青色に光る。
実際に使用するときはこの向きで使用するため、親指の辺りに円形の操作ボダンが来る。写真は旧バージョン。
次回は付属ソフトのインストール編。
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