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シンデレラワイン

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数年前には、まったく知られてなかったような新しいワインがある日突然、とても高い値段で取り引きされるようになる……こんなワインがシンデレラ・ワインと呼ばれる。こうしたワインの生産者は規模が小さく、年間の生産量が少ない。例えば、シャトー・ル・パンの82年は発売当時1万円程度だったが、97年には約30万円、98年には約65万円という値段が付いた。現行のヴィンテージでも生産量の少なさから5万円以上はする。

このシンデレラ・ワインは、これがそうだという基準があるわけじゃない。たいていは、ワイン評論家(例えばロバート・パーカー)や専門誌(例えばインターナショナル・ワイン・セラーやワイン・スペクテイター)が評価で100点満点をとったりすると世界的に注目されて値段が高騰する。

ちょっと前はシンデレラ・ワインといえば、フランスのポムロールかサンテミリオンから登場するのが多かったが、最近はカリフォルニア。写真のスクリーミング・イーグル(年間生産数500ケース前後)は日本で買えば新しいヴィンテージでも20万円はする。

まぁ、カリフォルニアのシンデレラ・ワインは別名カルト・ワインなんて評され、生産数の少ない貴重さが注目されがち……飲んだわけじゃないのでわからんが。しかし、1本20万……Power Mac G5が買えるなぁ。

ワシントンポスト紙には、いまならまだ買えるシンデレラワインなんて記事もあったとか。うちにあるシンデレラはヴァランドローくらい。

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