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大韓民国憲法 第1条

大韓民国

韓国で3月14日から公開されている話題の映画といえば、18歳以上が対象の成人向け映画「大韓民国憲法 第1条」。この作品は、不透明な旧態政治に対する幻滅を売春婦が立候補した選挙を通じて表している。これまで韓国映画では私娼街と売春婦を素材に使ったことはほとんどなかった(ちなみに韓国にはこうした場所はたくさんある)。この映画では撮影はセットの代わりに全州市のソンミチョンという私娼窟にある7の売春宿を借りて撮影するなどリアリティーを最大限追求している。 また主演のイェ・ジウォンが撮影を拒否され、国会の塀を飛び越えるハプニングもあったらしい。

ストーリーは、野党のある国会議員が疑問の死を遂げる。メディアには公開されなかったが死因は「腹上死」だ。与党が計画的に「刺客」を送ったためだ。国会は与・野党同数の状況になって全国民の関心は補欠選挙が開かれるジュラク市に集中される。 この地域の売春街で働くコ・ウンビは、仲間が町内のならず者から強姦された事件を聞かされる。ウンビは警察積極的な捜査を依頼するが、「娼婦が強姦だと」という無責任な返事だけ帰ってくるだけ。社会的弱者の悲哀を感じたウンビは国会議員の出馬を決心する。 腹いせに選挙に出馬し、冗談半分ではじめた選挙運動だが進めば進むほどウンビは、徐々に「政治意識」に目覚めていく。売春婦は人間扱いされない雰囲気のなかで、人権を無視した誹謗合戦が繰り広げられるが、ウンビは低い投票率と若年層の支持に支えられ、堂々と汝矣島(国会議事堂がある所)に入城する——という話。

ちなみに韓国の憲法第1条は、
① 大韓民国は、民主共和国である。
② 大韓民国の主権は、国民に存し、すべての権力は、国民から由来する。
となっている。

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コメント

  1. Kiyotaka より:

    この映画の公式サイト見つけました。
    http://www.pleasehanpyo.com/
    興味があったらアクセスしてみてください。