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思い出のパソコン その3

2000年以降に買ったと思うパソコン……ただしこの頃からMacよりWindowsへの以降を始めていて、DOS/Vのデスクトップ機はずっと自作マシンでメーカー製のパソコンを買ったことがない(笑) Macのデスクトップやノートを新品で買ったのはこの頃が最後かも。

Power Macintosh G3

Power Macintosh G3_01ポリタンクのような形状の半透明ボディで側面にG3と書かれたデザインでBlue&Whiteと呼ばれたG3 Mac。買ったのはマイナーチェンジ後のクロック周波数400MHzのPowerPC G3とDVD-ROM、DVD再生用にハードウェアMPEG2デコーダーが合体したATI Rage 128を搭載したモデル。ADBを搭載し、Mac OS 9が単独起動できることもあって、うちの中ではもっとも現役生活が長かった。簡単にマザーボードにアクセスできる構造は目が点になるほど画期的で、これが後にRAIDMAXのケースを買うことにもつながる。現在も手元にあって、Mac OS X 10.3がインストールされているが、起動することは1年に1回あるかどうか。

サードパーティー製のG4カードを購入することなく、ずっとオリジナルのCPU。拡張カードはUltra SCSIやUltra Wide SCSIのカードを装着し、メモリーも最終的には1GBまで搭載したのでMac OS Xでもとりあえず使えるが、AGPがないのでインストールできないソフトが増えてきて引退。この後、Power Mac G4に受け継がれるメンテナンス性の良さは、IIciの頃と並んでMacってスゴイなと思わせた……だって起動中に本体側面を開いてマザーボードを横向きにできるんだもん。外観を似せたDOV/Vのケースはあったけど、メンテナンス性まで真似たのは無かった……と思ったが、今使ってるRAIDMAX社の SMILODONはこの頃のMacのメンテナンス性の高さに匹敵する……というかそれ以上だと思う。

Toshiba DynaBook SS DS50C/1N8M


東芝のB5サイズの薄型サブノートパソコン。CPUに低電圧版モバイルCeleron 500MHzを搭載し、HDDは6GB、メモリーは標準で64MB(最大192MB)。Pedionに近い厚さ19.8mmで重量1.34kgと軽量ながら、11.3インチのXGA液晶を搭載し、バッテリーの駆動時間と最大メモリー搭載量の少なさを除けば、今でもWindows XPなら普通の用途なら使えると思う。ただ、マウスボタンの左右を上下に配置するのは最後まで馴染めなかった。その後、知人に譲渡。

iBook

iMac to goのコンセプトの下、「クラムシェル」と呼ばれる貝殻に似せた半透明ボディデザインのノートパソコン。ボディカラーはブルーベリーとタンジェリンがあり、タンジェリンを選択。パソコンショップの通販で上記の「DynaBook SS DS50C/1N8M」と一緒に購入したので、2台まとめて配送されてきた。CPUはPowerPC G3の300MHzで、当時としては液晶解像度の低さを除けば、十分使えるMacだった。このiBookは引退後、箱に閉まったまま忘れていて、数年前まで家にあった。

HP omnibook 500

HP omnibook 500 Windows XPが多少はまともに使えるノートパソコンと……と思い、選択したのがHPのomnibook 500。CPUはクロック周波数600MHzのPentiumIIIで、RAMは標準で128MB(最大512MB)、HDは10GB。本体はHDのみ搭載のシンプルなワンスピンドル構成で、ポート類はPCカード(TypeII、CardBus対応)×1、USB×2、モデム(56kbps)、 LAN(10BAST-T/100BASE-TX)、CRT出力を装備。性能のバランスのいいマシンだった。

専用のドッキングステーションを装着すると、CD-ROMドライブとFDドライブ、シリアル×1、パラレル×1、PS/2×2、USB×2、 10BASE-T/100BASE-TX(本体のパススルー)、CRT出力、TV出力(S-VIDEO)など拡張性がアップする。ドッキングステーションとの接続解除がWindows上からも行えて、電磁ロックが解除されるあたりはPowerBook Duoみたいで楽しかった。

今思えば、このomnibook 500がこの後にずっと続くHP製品愛用への道の第一歩だったのかもしれない。

Power Book G4

MacPower誌でPowerBook G4のロードテストを担当することになり、急遽近場のパソコンショップで予約して購入。初のPowerPC G4機。このPowerBook G4は当初からバッテリーのリコール問題や発熱など、いろいろ問題の多い機種だった。とにかくPowerPC G4は発熱量がすごくて、あまりの熱さに壊れないかとちょっと不安になるほど……そこでパソコンのいろいろな使用状況で温度がどう変わるのかをサーモグラフィーで計測して、その結果をMacPower誌面に掲載した。今では結構よくあるパソコンの温度分布のサーモ画面がパソコン雑誌に掲載されたのは、たぶんこれが初めてだったと思う……それ以前に同様の記事をやってたのを見たことがない。

発熱によるあまりの熱のためか、ついに2次キャッシュのみ死んだことがあり、鈍足のマシンに変わったことがある(笑)そこで自分でロジックボードを入手して交換した。この機種にロードテストしたり、しょっちゅう分解していたのでかなり詳しくなった。

Compaq Tablet PC TC 1000


人生初のタブレットパソコン。Windows XP Tablet Edition登場時からペン入力に注目していた。たまたま新古で程度のいいのが売っていたので購入。CPUは当時話題のTransmetaの Crusoe TM5800でクロック周波数1GHz、GPUにNVIDIAのGeForce2 Go 100を搭載していたおこともあって、CPUがCrusoeながら結構快適に使えた。メモリーは最大の768MBに拡張。今iPadユーザーがやっているような寝転がりながら板のような本体を持って操作する感じを5年以上前に体験させてくれた。

ドッキング式のキーボードを装着すると、ノートパソコンのような感じ使えたけど、基本的には本体のみで使っていた。今で言うところの2in1パソコンの先駆け。この機種には特に不満はなかったのだが、ビューワー型のTablet PCよりコンバーチブル型の方が魅力的に思い、手放した……が、結局その後Tablet PCは買わなかった。よく考えれば、これも後にHPとなる会社の製品(笑)

それにしてもノートパソコンが多いな。振り返ってみると、こんなにノートパソコンを買ってたのかとビックリする。この他にもSGIのIndigo 2とかO2とかiMacとかNetBookとかいろいろあるので、またそのうち追記か投稿します!

その4へ続く

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