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意外な最終回

MBC ヒョンジョン愛してる

韓国のMBCが2002年9月30日から11月19日まで16部作で放送した月火ドラマ「ヒョンジョン愛してる(邦題:I Love ヒョンジョン)」KNTVでの日本語字幕放送が一昨日終わった。MBCの演技大賞を見た限りでは意外と人気のあるドラマのようだったが、最終回は驚くほどあっけなかった。

ストーリーは韓国ドラマお得意のシンデレラもので、財閥の一人息子と普通の女の子の出逢いから始まるラブストーリー。米国や日本でもそうだが韓国でもこの手の話は人気があるし、たいていはハッピーエンドで終わる。


この話もハッピーエンドはハッピーエンドなのだが、少々終わり方があっけない。主人公の女性に恋した財閥の息子が親に反対されて会社の理事を辞任し、女性と勝手に結婚してしまう。親は会社を継がせたいのでいろいろ妨害したりするのだが、最終的には許してしまう。まぁよくある話だ。ところがこの話の結末では、父親は会社を友人に譲り引退してしまう。息子は会社を継ぐどころか翻訳の仕事をするフリーランスになってしまい、ラスト10分で双子が生まれて家族仲良く公園で遊んでいるシーで終わりだ。「終」の文字がなかったら次回もるのかと思ってしまう結末。

確かに韓国では財閥の世襲が未だに話題にる。いわゆる特権階級の存在とその世襲による継続だ。そこにクサビを打ち込むというのはわかるが、ドラマとしてこれはないだろうという結末だ。シンデレラ物では同じMBCが2001年に「新貴公子」というミネラルウォーターの配達員と財閥の一人娘の恋愛ものがあったが、こっちは紆余曲折があったものの最後はいわゆるハッピーエンドで終わりスッキリする。とはいえ、こういうエンディングがあるのも韓国のドラマならではかもしれない。

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