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放送大学 vs NHK

毎週、放送大学の韓国語ⅠとNHKのハングル講座を見ている。放送大学は45分番組でNHKは30分番組。もっともNHKは30分番組に語学講座以外の要素も盛り込んでいるので実際の語学講座の時間はもっと短い。それにしてもNHKのハングル講座はわかりにくい。韓国語に堪能な知人と話しても教え方が良くないという意見が多い。現在のハングル講座の教え方は去年から始まった形態で、確か一昨年くらいまでは教え方が異なっていた気がする(講師が変わってるので当然だが)。

ちなみに放送大学の講師は、東京大学大学院総合文化研究科・教養学部の生越直樹助教授と東京大学非常勤講師の根本理恵。生越助教授は、東大教養学部で唯一の朝鮮語を専門とする先生。朝鮮語に関する著書や論文は非常に多く、学会やシンポジウムから大学の公開講座まで多方面で活躍。

根本さんは、大阪外国語大学・大学院修士課程修了。東京大学講師の他に中央大学非常勤講師(韓国・朝鮮語)、放送大学客員助教授も兼任。日本テレビ放送網から出版されている「猟奇的な彼女」の原作本の日本語版の訳者。大多数の韓国映画(例えば二重スパイ、友へ チング、シュリ、カル、アタック・ザ・ガスステーションなど)の字幕も手掛ける韓国映画の字幕翻訳の第一人者で翻訳者としても有名。さらに韓国著名人来日時には通訳としても活躍。聞いた話では東京大学教養学部にはファンも多いとか。実に豪華な講師陣のラインアップです。

一方、NHKのハングル講座は、東海大学外国語教育センター助教授の小倉紀藏。東京大学ドイツ文学科卒業。勤務していた電通を退社し、韓国に留学。ソウル大学哲学科博士課程修了という経歴。やはり小倉さんでは放送大学講師陣には太刀打ちできないのかも。

個人的には現在いまいちのNHKのハングル講座は、1984年開設以来続く歴史の長い講座で初代の講師は梅田博之氏。梅田氏は東京大学文学部言語学科卒業。同大学院修了。東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所教授を定年退任し、現在麗澤大学大学院言語教育研究科長教授。東京外国語大学名誉教授文学博士。ハングル能力検定協会初代会長というものすごい経歴。NHKテレビ「ハングル講座」は開設以来1990年3月まで担当。

この他にも2001年には東京女子大学教授の兼若逸之氏(国際基督教大学卒業後、延世大学校博士過程終了。文学博士)などいろんな先生が歴任されてます。

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