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日本ではどう評価されるか?

おばあちゃんの家

2002年春に韓国の人々はある一本の映画に夢中になった。それは、ほとんど素人に近い7歳の少年と、映画出演はおろか映画を見たことさえないというおばあちゃんが主演、おばあちゃんが実際に住んでいた山の中の村が舞台で、その他の出演者も全員が村の住民という映画だった。そんな”田舎の村の暮らし”を描いた映画に、韓国の400万人の人が胸を打たれて異例の大ヒットとなったのが「おばあちゃんの家」。「シュリ」以降、最近公開の「猟奇的な彼女」までそこそこに注目を集める韓国映画。今回はどうなのだろうか? 3月29日から公開らしいが。

ちなみに作品の概要は、母親と二人でソウルに住む主人公サンウは、ある日、田舎のおばあちゃんの家へ連れて行かれる。母親が新しい仕事を見つけるまでの間、会ったこともないおばあちゃんと暮らすことになったのだ。だがサンウは話すことができず、読み書きもできないおばあちゃんをバカにし、不自由な山の生活に不満を爆発させてわがままのし放題。しかし、決して叱らず、サンウの願いを一心叶えようとするおばあちゃんにサンウは少しずつ心を開いていく。やがて彼の心に信頼と愛情が芽生えた時、母親が迎えにやってくる……という話。

この映画を見た人々は、自分の祖母を思いだし、その無条件の愛情に包まれていた頃を懐かしむという。「おばあちゃんの家」は韓国のアカデミー賞にあたる大鐘賞最優秀作品賞、最優秀脚本賞、最優秀企画賞を受賞、海外の数々の映画祭でも上映されて、世界の注目を集めたらしい。

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コメント

  1. yum より:

    興味津々。フィルムフェスティバルかなにかで、こちらでも上映しないかな?
    映画と言えば、「007」のロンドンでの撮影で中国人/韓国人/日本人のエキストラが大々的に募集された(らしい)。
    韓国人の友達が言うには、結構な待遇だったとか。
    エキストラ(兵士役)なのに、打ち上げパーティーにも招待されたようです。←これは日本人の友達に聞いた。
    オーディションに行った知り合いの一人は、顔が平和そうだからという理由で落ちたそうな……

  2. Kiyotaka より:

    韓国も映画に関しては最近DVDがちゃんとリリースされるのでフィルムフェスティバルとかの上映機会を待つより、買った方が早いかもしれないです。
    ちょっと調べた限りでは、「おばあちゃんの家」は韓国の通販サイトにはまだなかったけど。
    ちなみに韓国映画(現地リリース)のDVDは、字幕が韓国語と英語になっているのがほとんどなので村田さん安心ですよ! 気合が入ったメーカーだと英語の吹き替えも収録されてます。日本語の字幕はほとんどないです‥‥韓国映画の評価が高まってから、韓国メーカーも欧米重視になってるんでしょう。価格は1500~2500円くらいが一般的です。韓国はDVDがものすごい安い国なので日本版の価格で比較すると3分の2から半額です。たまに600円とかもあるし。

  3. Kiyotaka より:

    007に限らず欧米の映画の待遇には敵わないですよ。ヒット作「シュリ」ですら制作費は確か3~6億円(記憶が超あいまいなもので‥‥)くらいのはずですから。まぁお金かけなくてもいい映画が作れるっていうのは、日本以外のアジア映画の基本ですけど。
    そういえばこの前、韓国のワイドショー?番組(セクションTV! 芸能通信)を見ていたら、007の話題のコーナーがあって、北朝鮮側の将軍の役に某韓国有名男優にオファーがあったのだけど、韓国国民の感情を考えて断った話が美談として紹介されてました。世界的な評価を得るか、国民の英雄になるか‥‥難しい判断だろうな。