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気持ちは分かるけど……

制改正関連法案が再議決された。明日から暫定税率分が再びガソリンに加算され、とんでもなく高いガソリン代を国民は払うことになる。この結果、物流コストを始めとした各種コストのさらなる増加が予想され、物の値上げはさらに続くことになる。ほとんどプチインフレ。

出先の帰りに通った甲州街道(都心向き)や環八、吉祥通りは夕方から有り得ないくらいの渋滞。これがみんなスタンドで給油を待つ列なので困ってしまう。このおびただしい数の車の列が渋滞でアイドリングやノロノロ運転している間に一体どれだけのガソリンが無駄に浪費されてるんだろう? 安く給油するために無駄なガソリンを浪費しているのはエコのご時勢にかなり反する気がする。まぁこれも現況は自民党の強行再議決のせいなのだが……。

疑問に思ったのは報道を見る限り、5月1日0時から値上げをしようとしているスタンドが大半だということ。もちろんスタンドがガソリンをいくらで売るかはスタンドの自由だ。ただ、暫定税率が復活したからといって0時に値上げするのは便乗値上げだと思う。ガソリンは蔵出し税なので5月1日に製油所から出荷された分から課税するのが本筋だからだ。もっとも暫定税率が一時廃止されたときに大半のスタンドは在庫分を赤字覚悟で売ったのだから、その分を今度は少しでも取り戻そうという気持ちも分からなくはない。でも0時にスタンドに在庫されてるガソリンを値上げする根拠はそもそもない。こうした混乱を招く原因の大半は自民党にあると思う(……大半というのは民主党にもまだやりようはあったはずだから)

それにしても結局は10年の期限で暫定税率は再議決されてしまった。小渕さんの恒久減税すら廃止する金の亡者の自民党が、1年後に暫定税率を廃止して一般財源として新しい形のものにするとはとても思えない。結局は政治に絡む金と利権が優先され、国民は置き去りということらしい。

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