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白い巨塔

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話題の「白い巨塔」のオリジナル版(田宮版)を見た。何年か前にスカパーの「フジテレビ721」で放送されたのを録画しておいたのを久々に見直した。久々に見ると、田宮版と今放送中の唐沢の違いがけっこう多いのに気付いた。基本的なストーリーの流れは同じなのだが、人物の関係や環境、設定が微妙に違う。
例えば唐沢版では佐々木家はお弁当屋で控訴審後は店を失うが、田宮版は呉服屋(反物屋?)で控訴審後も店は半分人手に渡ったまましばらくは商売は続けている……でもその後手放すのだが。また田宮版には唐沢版に登場しない人物も多い。里見の妻である三知代には医者のお兄さん(里見清一)がいてストーリーにも微妙に絡んでくる。さらに西田尚美が演じる亀山君子は、田宮版では婦長でしかも職人の旦那と結婚している。この旦那の存在も亀山が法廷に立つきっかけに大きくかかわってくる。また最後の最後である医局員が法廷に提出する重要な証拠に関わるのだが、今の唐沢版の展開だとこの辺はどうなるのだろう? まぁ他にもいろいろ違う点はあるのだが、3月29日から再放送もあるので見てみると違いがよくわかるかも。一言で言えば、やっぱり田宮版の方が俳優の演技力やストーリーがいいなぁと思う。最後のシーンはどうなるのだろう……。
最大の違いは唐沢版は全21話だが、田宮版は31話ってこと。10話も少ないとストーリーがだいぶ短くはしょられてしまう。今放送しているのが田宮版では26~27話あたりの展開だもんなぁ。

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見たついでにキャプチャーしてみた田宮版の財前五郎(田宮二郎)と里見脩二(山本学)。
さらに勢いで最終回まで見てしまったのでついでに

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東佐枝子(島田陽子)と里見三知代(上村香子)

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東教授(中村伸郎)と鵜飼医学部長(小沢栄太郎)

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花森ケイ子(太地喜和子)と柳原弘(右写真の右側:高橋長英)

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関口弁護士(児玉清)と国平弁護士(小林昭二)
なんてのも載せてみた。
ちなみに田宮版の主なキャストは
財前五郎 (田宮二郎)
里見脩二 (山本學)
東貞蔵 (中村伸郎)
鵜飼良一 (小沢栄太郎)
大河内清作 (加藤嘉)
菊川昇 (米倉斉加年)
船尾悟 (佐分利信)
金井達夫 (清水章吾)
柳原弘 (高橋長英)
安西信也 (伊東辰夫)
柳原弘 (高橋長英)
亀山君子 (松本典子)
東佐枝子 (島田陽子)
東政子 (東恵美子)
花森ケイ子 (太地喜和子)
財前杏子 (生田悦子)
里見三知代 (上村香子)
鵜飼典江 (野村昭子)
黒川きぬ (中北千枝子)
佐々木よし江 (中村玉緒)
佐々木庸平 (谷幹一)
佐々木庸一 (中島久之)
関口仁 (児玉清)
国平弁護士 (小林昭二)
財前又一 (曽我廼家明蝶)
岩田重吉 (金子信雄)

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コメント

  1. kato より:

    実は、僕も『白い巨塔』にハマっているクチです。
    田宮版と唐沢版を並行して鑑賞しております。
    確かに両者を見比べると、
    唐沢版のほうはだいぶ省略されていますよね。
    でも、物足りなさを感じることはありません。
    うまくストーリーが練られていると思います。
    特に先週のラストは圧巻でした。
    東教授の退官日に行ったオペが後に、
    先週のラストと繋がるとは思いませんでしたから。
    田宮版にはまったくない展開なので、
    今回新たに書き加えたシーンなのかな?
    よくできているなと感心してしまいました。
    原作に忠実なのはやっぱり田宮版ですかね?

  2. Kiyoaka より:

    確かに基本ストーリーは同じなので結末も同じなんだろうけど、展開はここのところ田宮版と唐沢版ではかなり変わってきましたね。このまま行くと、トドメの抄読会記録の部分はどうなってしまうのだろう? 東教授が里見の発言で動き出すというのも何かすごいしなぁ。

  3. Kiyoaka より:

    原作は読んでないので田宮版がどれくらい忠実なのかわかんないです。

  4. kato より:

    ドラマを見終えたら原作にもチャレンジしてみようかしら。