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韓国ドラマブームの争い?

KNTVで先月から放送予定だったKBSの週末連続ドラマ「愛情の条件(애정의조건)」に続いて、今度は6月から放送予定だったKBSドラマ「白雪姫(백설공주)」も放送延期になった。KNTVの説明は「愛情の条件」のときと同じくKBS側からの放送延期要請となっている。
有料放送チャンネルであるKNTVがどういう契約条件で放送権を獲得してるのか少々疑問だが、逆に考えると日本の韓国ドラマブームの異常さも少なからずある気がする。いい例が、スカパーで番組を放送している各チャンネルならびに供給会社。本来のチャンネル趣旨とまったく関係なく、契約率が上がると思っているのか脈絡もなく韓国ドラマを放送するチャンネルが急増中。こうした状況のためか、各社が韓国ドラマの放映権獲得に躍起になっているのは明らか。民放や大企業資本の番組供給会社の圧力や金の力で強引に放映権を横取りしたり、延期の圧力なんてこともありえなくはない。
KNTVを贔屓する気はないが、他社が韓国ドラマを放映するなら放送枠(60分枠:特にCM付き)に起因するカットや編集、放送形態(週1回放送)、翻訳や吹き替えの質をちゃんとして欲しい。単に放送すれば視聴率が取れると思っているなら大きな勘違い。そのいい例が、かつてテレビ朝日が放送した「イブのすべて」。あの当時韓国ドラマに目を付けたのテレ朝はすごいのだが、通常のドラマを同じ放送枠に無理矢理収めたため、ストーリーは大幅にカットされ、はっきり言って意味不明なドラマになっている。最近は完全版が放送されて見直されているけど(……そりゃそうだ、もとは高視聴率ドラマなんだから)。
結局、放送延期となった「白雪姫」の代わりは、SBSが4月24日から放送している「新・若草物語(작은아씨들:原題は若草物語)」になった。

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