25Nov
XYZprinting JAPANから3Dプリンター「ダヴィンチ」シリーズの新機種の発売が発表された。今年のCESで米国価格$230で第二四半期に発売予定とアナウンスされていた「da vinci nano」。そう言えばそんな機種もあったな……と思って、米国や欧州、アジアのXYZprintingを見てみたが、どこでも発売になってない様子。日本だけ?
ビックリなのが価格設定で何1万9800円(税込みだと2万1384円)。XYZprintingと言えば、米国価格の1.5~2倍の価格設定で日本で発売してきたが、今回は米国で予定していた$230を大きく下回る価格設定。しかも予約販売は12月24日(日)まで受付で、「予約販売分が売切れ次第、予約販売終了」とアナウンスされている。 最初は受注生産?と思ったが、出荷が12月25日からとなっているのと、日本以外で発売していないのを考えると、発売予定だったけど何らかの事情でディスコンになったのを日本で在庫処分なのかもしれない……とは言え、クラウドファンディング以外で完成品の3Dプリンターが2万円以下で発売された事はないはずなので、ある意味衝撃的ではある。
本体サイズは幅378x奥行280x高さ355mmで、重量は4.7 kg。体積比でda vinci miniの約60%の小型化と重量比で約70%の軽量化を実現。da vinci miniがda vinci Jr.より体積比30%の小型化と約60%の軽量化だったので、XYZprintingの3Dプリンターはどんどん小さく軽くなってる!うちのda vinci 2.01Aが幅46.8 cm✕高さ51cm✕奥行き55.8cmで重量27.5kgなのを考えと、数年でずいぶん小さく軽くなった。
上位機種のda vinci 1.0 Pro/1.0/2.0系やJr.シリーズと違い本体にLCDパネルは無く、da vinci mini同様にLEDインジケーター1つで本体の動作状況を示し、詳しい動作状況等は付属ソフトで確認する方式でコストダウンを図っている。ちなみにLEDは緑がスタンバイ、赤がストップ、オレンジが出力中を表し、点滅等で5つの動作状況を示したda vinci miniよりさらに簡略化されている。また色の割り当てもda vinci miniとは異なるのはちょっと謎。
動画を見ても分かるようにエクストルーダー周りはフィーダーユニットとヒーテッドノズル部が分離したボーデン方式で、基本メカニズムはda vinci Jr.やda vinci miniシリーズと同じ。フィラメント管理もNFCタグ方式なので、他社製のフィラメントを使うにはNFCタグの書き換えが必要でかなり敷居が高い。本体を安く売ってインクカートリッジで稼ぐ、インクジェットプリンターと同じ売り方なので、ランニングコストは汎用品を使える機種と比べるとかなり高め……と言っても600gで3000円ちょっとだが。
あまり3Dプリンターのことを知らない一般人からすれば、価格が2万円切ってるし、クリスマスシーズンでもあるので意外と売れるかもしれない。
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