23Sep
ZBook 15 G3では普段は内蔵タッチパッドでなく、外付けのトラックボールを使っている。もともともはMicrosoftのBluetoothワイアレスマウスを使っていたのだが、CADソフトを使うようになってから3ボタン操作が必要で通常の2ボタンマウスではキーボード併用が必要になり作業性が悪くなってしまう。
トラックボールはgloのキャンペーンで当選したエレコム製の「M-HT1DRBK」。人差し指か中指でボールを操作するトラックボールでボールを挟んで左右にボタンを4つあり、このうち3つをCADで一般的な3ボタンマウス相当に割り当てて使っている。トラックボールはマウスと違って本体が移動しないので、設置場所のスペースさえあればそれ以上の場所は必要ない。また大きめのボールなのでゆっくり転がすことで微妙な移動ができるのが便利な点もある。ところが1年ちょっとでボタンが壊れてしまった。このトラックボールには合計8つのボタンを搭載しているので、左ボタンに使っていたボタンを他のボタンに割り振ってみたのだがどうにも慣れず操作性が悪い。OMRON社製高耐久スイッチをボタンに採用と書かれいたが、1年程度で壊れるなら他社と大差ない。
意外と少ないワイアレス3ボタンマウス
壊れたトラックボールでいつまでも効率の悪い作業をしていても仕方ないので、新しいのを購入することにした。最初は次もトラックボールにしようと考えていたが、CAD的な3ボタンの操作に向いたトラックボールというのが探すと見つからない。もともと使っていた「M-HT1DRBK」もCAD向きではないが、小さいボタンと大きいボタンを無理に組み合わせて何とか3ボタンにしていたので、トラックボールはCAD向きの製品はないのかもしれない。
ネットでいろいろ探してみたところ見つかったのがShengshouと言う中国メーカーのワイアレス3ボタンマウス。3ボタンでワイアレスだとこれしかないのか、アマゾン、楽天、Yahoo!ショッピングなどでは、ほぼこれ一択。ヨドバシなどは各社のワイアレス3ボタンマウスを扱っているが、これらはスクロールホイルを押し込んで3ボタン目になるタイプなのでCADの用途には不向き。CADの場合はShengshou製のマウスのように純粋にボタンが3つ並んだタイプが使いやすい。
スクロールホイルはマウス本体の右横に備わっていて、これはこれで使いやすい。ただし、左利きの人はちょっと違和感があるかも。付属品は充電用のUSBケーブルのみ。
マウス本体底部にドングル受信機の収納場所とDPI切り替えボタン、サイドのホイールを有効/無効にするスイッチが備わっている。
バッテリーは内蔵式で交換不可のリチウムポリマー充電池。マウス先端のMicroUSB端子にUSBケーブルをつないで充電する。充電しながらもマウスを使用できるのは便利。
マウス本体の右側面に製品が正規品かどうかを判別するシールが貼ってある。QRコードを読み込んで指定されたサイトでコードを入れると正規品かわかるらしい。
電源のオン・オフボタンは無い!
説明書らしいものは一応入っているが、販売サイトの説明は
使用方法:
1.受信機をパソコンのUSBに挿入し、数秒後にボタンまたはスクロールホイールを操作するとマウスが起動します。
2.その後、裏面のLEDが点灯すればマウスを通常使用することができます。
3.マウスは8分間使用しない場合スタンバイ状態になります。この場合、マウスを動かすだけでは起動せず、ボタンかスクロールホイールを操作することで起動します。
4.接続の最大距離は15メートルです。離れすぎると裏面のLEDが自動的に消灯しマウスが機能しなくなりますが、近付けば使用可能となります。
5.電池はリチウムポリマー電池です。フル充電後2~6ヶ月使用可能。
6.バッテリーはお試し程度充電されていますが、使用する前には充電を行うことをおすすめします。
7.充電中にもマウスを使用することができます。
8.マウスはコンピュータやスマートフォンの充電器などの一般的なUSB(5V以内)に接続して充電することができます。(パソコンよりも充電器への接続のほうが短時間で充電が可能です。)
となっていて、電源オン・オフのスイッチもなく、とにかく8分間操作しないと勝手にスタンバイになり、マウスボタンかスクロールホイールを操作するまで再度電源がオンにならない。
パッケージにはメジャーなCADソフトのロゴが印刷されており、互換性の高さを謳っているようだが、たぶん無許可でロゴを入れているんだろう。ただ3ボタンの互換性は高く、特に何もドライバー等を入れなくても各ソフトでちゃんと動く。
同じShengshou社製のマウスには、ワイアレス5ボタンマウスもある。こちらはホールが上面にあるタイプ。価格は1000円くらい高く、個人的には3ボタンの方が使いやすい感じがする。