ABOAT リバーシブルMicroUSBケーブル 3本セット

メーカー提供でABOATのリバーシブルMicroUSBケーブル(50cmx1本／100cmx1本／200cmx1本)の3本セットを使ってみた。アマゾンでの価格は3本で799円なので、1本あたり約267円。リバーシブルケーブルなのを考えると安価な部類に入る。パッケージは白地に緑色の文字やイラストが描かれたパッケージで、段ボールの簡易パッケージの製品よりはコストがかかっている。パッケージに書かれている文字も日本語で、日本向けの商品なのが分かる。

パッケージを開けると、持ち運び用の防水ナイロン製のポーチとケーブルが3本入っている。3本まとめて持ち歩くことはないかもしれないが、小型の5000～10000mAh程度のモバイルバッテリーとケーブル1本を一緒に入れるとちょうど良いサイズなので便利。

メーカーの商品説明ではケーブル被膜の下にアルミ被膜があり、その中の配線は28/20米国ワイヤゲージ規格充電用銅線を採用し、Quick Charge 3.0やUSB 2.0の480Mbpsの転送に対応と書かれている。

MicroUSB側、USB Type-A側とも端子のカバーシェルは樹脂製、高級感はないがしっかりした造り。メーカーでは高耐久性を謳い、端子部分が強化されて10000回折り曲げても断線しないのをテスト済みとしている。カバーシェルとケーブルの接合部分のカバーはかなり太めでしっかりしたものになっており、ラフに扱ってもコネクター部分での断線はしにくそうな印象。

コネクターはリバーシブル仕様で、USB Type-A側、MicroUSB側ともに上下対称のデザインになっている。USB Type-A側は通常は半分を占める端子部分が薄い板状になっており、その両面に端子を(上下で逆向きに)配置することで、どちらの向きで挿しても使用できる構造になっている。この構造のため、通常のUSB Type-Aの端子部分と比べると厚さは数分の1となり強度的な不安があるが、ラジオペンチ等で端子を挟んで試しにラフに揺らしてみたが緩んだりズレたりするような事はなかったので、そこそこの耐久性はありそう。MicoUSB側は上下左右ともコネクターのエッジが斜めにカットされている。スマホなどに挿す際に向きを気にしないで済むという点では、MicroUSBのリバーシブルは使い勝手が良い。

タブレットを充電してみる

急速充電に対応という事でバッテリー容量9600mAhの富士通製Androidタブレット「Arrows F-02F」にほぼバッテリー残量5%の状態から充電してみた。メーカーの仕様ではUSBポートからドコモ純正の充電器を使用した場合はフル充電に約8時間半かかる。残量5%からなので8時間程度で充電できれば十分だが、実際に充電したみたところ約7時間で100%充電できた。今回はQuick Charge 2.0対応の急速充電器をつないだが、F-02FはUSBポートからのQuick Chage 2.0充電には対応していないのにも関わらず、通常より1時間以上早く充電できているので急速充電対応と言える。ちなみに安い100均のケーブル等だと仕様通りに8時間以上かかる。

充電時にUSB接続の簡易テスターで計測したところ、電圧は5.4前後で電流は1.4Aだった。

データ転送速度はUSB 2.0の標準的な速度

USB 2.0の外付けHDDケースにSSDを搭載して、PCのUSB(3.0)ポートと接続し、CrystalDiskMarkでデータ転送速度を計測した。テストした範囲では、リード／ライト共に最大で40MB/秒(320Mbps)を超えていて、オーバーヘッドなどを考慮すると、標準的なUSB 2.0の転送速度は出ている。

ちなみにUSB 3.0のケーブルで同じSSDを計測すると