30Jul
EliteBookシリーズは法人向けモデルなので、システム構成はBTOやCTOで顧客の要望に合わせていろいろ変更できる。内蔵無線LANカードもMini PCI-Eスロットに「Intel Wireless WiFi Link 5100」「Intel PRO Wireless 3945ABG」「Broadcom BCM94312MCG」などが選べ、さらにWAN用のスロットにも無線LANカードやWiMAXカード、3G(HSDPA)+GPSカードなどが内蔵できる。
2台目のEliteBook 2530pには無線LANカードとしてBroadcom製のIEEE 802.11a/b/g対応のBCM94312MCGがMini PCI-Eスロットに装着されていた。
これでも普通には使えるが、自宅のルーターや移動時のWiMAXルーターがIEEE 802.11nに対応してるのにIEEE 802.11gまでしか無線LANカードが対応してないのは、速度的にちょっともったいない。そこで液晶が映らないHP Compaq 2230sに内蔵している「Intel Wireless WiFi Link 5100」を流用することにした。
Intel Wireless WiFi Link 5100にもいくつかモデルがあり、Intelの型番が512AGMMW(HPのパーツNo.だと482957-001)のものはIEEE 802.11a/b/gまで対応で、Intelの型番が512ANMMW(HPのパーツNo.だと480985-001)の方はIEEE 802.11a/b/g/n対応。幸い2230sに内蔵していたのは512ANMMWの方なので、IEEE 802.11nが使える。
カードの取り外しは、Mini PCI-Eスロットのカバーを開けたら、カードの端に接続してる2本のコードと2つのネジを外すだけ。取り付けは逆に2本のコードと2つのネジを留めるだけの簡単な作業。
ただし、HPはBIOSを自社開発してる数少ない企業で、同じ無線LANチップを使っていてもHP純正でないと認識せず使えない事がある。ヤフオク等で中古パーツを買う場合はHP製品にも使えるか確認した方がいい。それと先にHPのサイトからIntel Wireless WiFi Link 5100用のドライバー類をダウンロードしておかないと、入れ替えた後に無線LANが使えなくなる可能性があるので注意!
2台目のEliteBookはBluetoothも非搭載で、Bluetoothモジュールスロットのカバーを開けても何も無い。
そこで不動になったジャンクのEliteBookからBluetoothモジュールを流用。こちらもネジでBluetoothスロットのカバーを外すと、カバー側にBluetoothモジュールが付いている。モジュールはカバーにネジ止めだが、そのまま接続コードを外してカバーごと付け替える。
Bluetoothモジュールは、Broadcom製の「BCM92045NMD」で、Bluetooth 2.0対応。最新の4.0とかではないが、とりあえずデータのやり取りや通信はできる。
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