1Apr
ヤフオクのソフマップストア出品でXYZprintingの3Dプリンター「ダヴィンチ 2.0A DUO」の「返品&交換不可。故障や破損、一部欠品など、訳あり商品ですがパーツ取りや修理して使われる方等ジャンク品のご理解がある方にオススメ。起動や作動しない、または作動確認のできない中古商品です。」として出品されていたのを先日落札した。
ジャンク品、しかも動作しないまたは動作未確認で欠品・破損もあるかもしれないと言う訳あり商品だが意外に入札者が多く、46件の入札の末に税込み16,200円とそこそこいい値段で落札。実はこれの前に1カ月近く、3D SYSTEMSのCube XやThe Micro 3Dなどもいろんな機種に入札したが、どれも自分が考える価格では落札に至らず、最終的にこのジャンク品を落札する事に……。
出品写真のフィラメントやスクレイバーが未開封品だったので、もしかしたら初期不良品で全く動かない可能性もあるので結構ドキドキ。まぁ最悪フィラメント代にはなるるし、使える部品を流用するなり、米国の友人経由でXYZpritingから補修パーツを取り寄せて直す選択もあるので無駄にはならないと思う事にした。
支払い終わって注文情報を後日確認すると、2個口で発送との事。まぁ新品や未開封品じゃないので、本体とそれ以外は別梱包なのかもしれない。そして本日商品が配送されたのだが、やけに小さい箱が1つ……あれ?2個口では?どうやら佐川急便が本体の方を忘れて来たらしい。時間指定した意味がなかった。
先に届いた小さい箱には写真の付属品が入っていた。フィラメント、スクレイバー、クリーニングワイヤーは未開封、ケーブル類やDVD-ROMも未使用っぽい。説明書はちょっとヨレヨレと不思議な状態。パッキングリストを確認する限り、付属してないのはスティックのりとヘッドやプラットフォームの固定具だけっぽい。ソフマップの中古にしては珍しく、未記入のメーカー保証書まで入ってる(笑)
6時間遅れて本体の入った巨大な箱が届いた。とりあえず本体を設置してみたのだが、過去に使っていたダヴィンチ Jr. 1.0より二回りは大きい筐体なので同じ場所に設置できず……本体サイズが幅46.8 cm✕高さ51cm✕奥行き55.8cmもあるので、幅や高さはともかく、奥行きが約56cmはかなり設置場所を選ぶ。
結局予定していた場所に横向きで設置する事に。ACコードの接続部分、USBポート、電源スイッチは本体左奥の下側にある。ダヴィンチ Jr.では電源アダプターのプラグを差し込んでいたが、ダヴィンチ 1.0/2.0は電源ユニット内蔵なのでACコードを直接接続する。
電源コードをつないで起動してみる……とりあえず電源は入るのは確認。メニューから本体の情報を確認すると、やはり使用時間も印刷時間も0時間になっている。どうやら未使用品っぽい。
次にフィラメントをロードして、キャリブレーションを実施してみる。案の定エラー……まぁヘッドやプラットフォームを固定しない状態で配送されたので、これは仕方ない。問題はちゃんとキャリブレーションが取れるのかだが、調整するとこちらも無事OK。
本体のサイドパネルはブルーで、XYZprintng製品らしく電源を入れると内部のLED照明で綺麗に透過する。ダヴィンチ Jr. 1.0は側面パネルがオレンジだったが、個人的にはこっちのブルーの方が映える。
ダヴィンチ 2.0A DUOの前面扉は横開き。Jr.シリーズは上に跳ね上げる方式だが、手前に余裕があるならこっちの方が作業しやすい。
本体内部。ダヴィンチ Jr.は本体左側に剥き出しのフィラメントリールをセットする方式だが、ダヴィンチ 1.0や2.0シリーズは後方にカートリッジに入ったフィラメントをセットする。
ダヴィンチ Jr.はプラットフォームが前後に移動し、ヘッドが上下と左右に移動する方式だが、ダヴィンチ 1.0や2.0シリーズはプラットフォームは上下に移動し、ヘッドが前後左右に移動して印刷する方式。他社の製品を見てもプラットフォームは上下にのみ移動するタイプが主流なので、Jr.がちょっと変わっている方式のかもしれない。
構造上のもう1つ大きな違いはフィラメントの送り出し。ダヴィンチ Jr.は本体左側のフィラメントリール上部にフィラメントを送り出すフィーダーユニットがあり、ここから送り出されたフィラメントが30cm以上あるチューブを通ってエクストルーダーに送り込まれる。一方、ダヴィンチ 1.0や2.0シリーズはエクストルーダーの直前にフィラメントをフィードする機構があり、イメージとしてはフィーダーが引き込んだフィラメントを直後のエクストルーダーに送る感じで、他社製品も多くがこの方式。
ダヴィンチ Jr.シリーズは以前kiyologでも書いたが長時間使っているとフィラメントの送り出しがうまく行えず、フィーダーのギアでフィラメントが滑るトラブルが出やすい。ダヴィンチ Jr.の方式はフィーダーとエクストルーダーの間の距離が長いため、エクストルーダーのフィラメントの状況に応じて適切にフィードできないのがトラブルの元になっている気がする。フィーダーがフィラメントを送り出す距離が短いダヴィンチ 1.0や2.0シリーズや他社製品の方式の方がフィラメント送り込む際にかかるストレスを減らせるはずだし、メンテンナンス性も良い
キャリブレーションやフィラメントロードに問題がないので、デモデータを出力してみた。もうちょっとセッティングを詰めた方がいいが、とりあえず2色でちゃんと出力できているので、製品の動作自体は問題無さそう。いい買い物だった。
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