10Jan

今年に入ってから何か話題になっているインテルを始めたとしたCPUのサイドチャンネル解析また投機的実行と呼ばれるCPUアーキテクチャの脆弱性問題。インテル製CPUを搭載する機種の場合、対応するにはOSであるWindowsのアップデートとCPUのマイクロコードを書き換えるBIOSのアップデートが必要という事で、HPからZBook 14を含めた対応するBIOSのアップデート状況が公開された。全体的には第2世代のCore i CPUであるSandyBridge以降の機種に対して、BIOSのアップデートが提供される感じ。現行機種や最近の機種、ワークステーションなどは公開日の1月9日から対応BIOSが提供されるが、一部の機種は2月上旬の提供になるよう。
ZBook 14の場合、従来のVer.1.40からVer.1.41へBIOSを更新すると、CPUのマイクロコードがこの問題に対応するものに書き換わる。BIOSアップデートの作業は他のHP製の機種もに似たようなものなので、以下の手順を参考に。
Ver.1,41のBIOS(SoftPaq#SP84396)をダウンロードし、実行するとアップデートの画面になる。USBフラッシュメモリードライブや他の場所にBIOSイメージを展開してアップデートする事もできるが、通常は「アップデート」を選び、Windows上でアップデートを実行するのが一番簡単。「次へ」をクリックすると
現在のBIOSバージョン(Ver.1.40)とアップデートするBIOSのバージョン(Ver.1.41)の確認になるので、「次へ」をクリックする。
続いてBIOSを書き換える際に、アップデートが終わるまでACアダプターを接続し、電源を手動で切ったり、周辺機器を接続したり、他のアプリケーションを実行したり、システムがスリープや休止状態にならないようにといった注意事項が表示される。確認したら「次へ」をクリックする。
再起動した後、BIOS更新作業が開始される。書き換え完了後、再起動すると新しいBIOSに置き換わる。
HP Support AssistantでもBIOSがVer.1.41にアップデートされたのが確認できる。とりあえずこれで対応は完了。あとはZBook 14が搭載するHaswell(第4世代Core i)のCPUだと、パフォーマンスの低下がそれなりにあるらしいので、その影響がどの程度あるか。これはしばらく使ってみて判断。