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LARK SMART MONEYキャンペーン

近年は禁煙がブームで「健康増進法改正案」では「レストランやラーメン店などの飲食店では喫煙室の設置を認めた上で建物内禁煙」という内容が話題になった。かつてはCM、スポーツ、イベントなどのスポンサーとして目にしない日がなかったタバコの名前も世界的な禁煙志向の高まりで、今ではほtんど目にしない。フィリップモリスの「IQOS」、JTの「Ploom TECH」、ブリティッシュ・アメリカン・タバコの「glo」など、タバコメーカー各社は副流煙などに配慮した新世代の電子タバコを開発してタバコ市場の再興を目指している。

そんなIQOSで電子タバコ市場を先行・牽引するフィリップモリスが紙巻きたばこ「LARK」で1月16日~3月31日まで「LARK SMART MONEYキャンペーン」を展開している。

このキャンペーン、何がスゴいって当たるのがEdyの電子マネー。従来のたばこの販促キャンペーンと言えば、たばこブランドのロゴなどを配したライターや自転車などのオリジナルグッズが主流だった。それはそれでそのブランドのたばこ愛好者にはいいと思う。

こうしたキャンペーンの商品が電子マネーになると話が少し変わってくる。電子マネーなら対応するお店で好きな商品やサービスと交換できる。今回のキャンペーンでは最大1万円と大盤振る舞い。

キャンペーンは、応募全体数のうち33%の確率で500円分・1000円分・2000円分のいずれかのEdyが当選すると言うもの。3回に1回が必ず当選する訳ではないが、3回に1回程度の確率というのはこの手のキャンペーンではかなり高い。応募・当選は当選金額が一人1万円の上限になるまで何度でもできる。

「景品(賞品)総額2億円に到達次第、当プロモーションは終了」と言う事で、LARKの愛好者がどれくらいいるのか分からないが、仮に全部が2000円当選だとして10万回分の当選数、500円なら40万回当選で出る事になる。500円、1000円、2000円の当選金額の比率は不明だが、少なくとも30万回の抽選で10万回は当選が出るのはすごい。人数で考えると一人当たりの上限金額が1万円なので、最低でも2万人は当選するとも言える。

もう1つスゴイのは賞品のEdyは対応する店舗がたばこ取り扱い店なら、Edyでたばこが買える点。仮に最初にたばこを買って抽選で500円分のEdyが当たり、次回以降Edyで支払う度に当選していると、2回目以降はタバコを貰えて、さらにEdyがいくらか付与される事になる。最高額の1万円まではわらしべ長者のような状態。

これってメディアやイベントへの広告費が減った分、キャッシュバックに近い戦略に出てきたんだろうか?今後他社も追従すると面白いのだが……。

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