19Jul

Y!mobileのプリペイド式通信サービスの「EMチャージ」が6月30日でサービスが終了してしまったため、手持ちのPocket Wi-Fi「D25HW」やUSBモデム「D11LC」は使えなくなってしまったため、移動時用のモバイルルーターを買い替える事にした。ただ最近は電車やバス、駅、お店、ホテルなどWi-Fiが使えるところも増えているので、移動しながらの通信でなければモバイルルーターが無くてもある程度はカバーできる。MVNOの格安SIMを新たに契約するのも考えたが、とりあえずは手持ちのSo-netの「0SIM」を使って様子をみて、0SIMより他社のMVNOの方が安いケース(コンスタントに月間平均1GB以上の通信する場合)は格安SIMの追加も考える。
問題はどこ製のモバイルルーターを買うかなのだが、使用頻度も当面それほど多くないと思うので、初期投資を安価に抑えるとなると店頭やオークションで中古の機器を選択することになる。中古で圧倒的に安いのはY!mobileのLTEモバイルルーターシリーズなのだが、SIMフリーと言いながらも基本的にEmobile用設計のため、格安SIMのMVNOが利用しているドコモのLTE周波数は未対応とか一部対応だったり、接続が3Gのみな機種とか何かと制限が多い。
ドコモ純正のモバイルルーターやSIMフリーのNECのモバイルルーターは中古でも結構いい値段なので、今回は富士ソフトの「Mobile Multi Router FS010W」の中古を店頭で購入してみた。購入価格は外箱、ACアダプター、USBケーブル、説明書が付属し、1カ月保証付いて4980円だった。
FS010Wの本体サイズは高さ約70mm✕幅約70mmの四角形で、厚さが約16.6mmとちょっと厚みのあるデザイン。重量は約108gで、バッテリーは非交換タイプで容量は不明だが、メーカー公称値では待ち受け(無線LAN OFF時)約340時間、連続通信が3Gで約10時間、4G(LTE)で約8時間となっている。
周波数はドコモの2GHz/1.5GHz/800MHに、Wi-FiはIEEE802.11b/g/n(通信速度は最大72Mbps)に対応し、Wi-Fi機器は同時に最大10台まで接続できる。
本体上部の中心に電源スイッチがある。ユーザーが本体で操作できるのはこのボタンのみで、電源のオン/オフ以外にできる操作はない。
右側面には充電用のMicroUSB端子を備える。充電時間はACアダプター使用時約4時間、PC等のUSBポート経由だと約6時間かかる。FS010WのMicroUSB端子はPocket Wi-FiなどのようなUSBモデム機能には非対応なので、本体とPCをUSBケーブルでつないでも通信はできない。本機との接続はWi-Fiのみになる。
本体下面にはSIMスロットを備える。
SIMスロットのカバーはこんな感じで回転して開く。
FS010WのSIMスロットは標準SIMサイズ。SIMはこの向きで装着する。nanoSIMに標準SIMのアダプターをかませて使っても動作した。
本体左側面は何もなくスッキリしている。
本体背面にはIMEI番号、Macアドレス、SSIDやWi-Fi接続のKEYなどが書かれている。
本体にはLEDやOLEDディスプレー等はなく、3G、LTE、Wi-Fi、バッテリーの4つのステータスを表すインジケーターが緑/青/赤色で点灯や点滅して動作状態を表すため、ちょっと状況が分かりにくい。特にバッテリー容量の表示は残り10%を切るまで青色点灯のままなので、赤色に点灯したらバッテリー切れ寸前というのはちょっと不親切。SIMを装着して電源を入れ、通信ができる状態になると、LTEやWi-Fiのインジケーターが青や緑色に光る。
APNの設定等はWebブラウザーからFS010Wにアクセスして設定する。
今回購入した中古では最初からSo-netのプロファイル設定のみが入っていたので、0SIMを挿すとそのまま通信できたが、
念のため0SIM用の設定を作り、
それを適用している。プロファイルは複数登録できるので、複数のMVNOのAPNを事前に登録しておくと切り替えがスムーズで便利。
FS010Wはシンプルな表示とボタン1つの簡単操作なので、APNの登録さえしておけば使用はとても簡単。ただ今どきのモバイルルーターにしてはWPSとかAOSSみたいなワンボタンでWi-Fi機器と接続設定を済ます機能がなく、背面のSSIDとKEYを手動で入力しないと接続できないのはちょっと面倒。またLTEの通信速度が受信時最大100Mbps/送信時最大37.5Mbps、Wi-Fiの通信速度も最大75Mbpsとちょっと遅いのも残念な部分……とは言え、普通に使うなら十分な通信速度とバッテリー動作時間なので、とりあえず安くモバイルルーターで安くLTE通信したいユーザーにはお薦めな機種。
後継機種の「FS020W」はほぼ同じサイズながらLEDディスプレイの搭載により、バッテリーの残量やWi-Fiの接続台数、SSIDやKEYなどが表示できるようになっている。また2GHz帯/1.7GHz帯/1.5GHz帯/800MHz帯の4つの周波数に対応し、LTEの通信速度が受信時最大 150Mbps/送信時最大50Mbpsに向上している。さらにバッテリーも着脱式などになっているため、バッテリー交換も可能。中古なら価格差も数千円なので、長時間や長期使いたい人はFS020Wの方がいいかもしれない。
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