29Jul

SAMSUNG SMART CAMERA ST1000が届いた。ボディカラーはブルーブラックメタリックっぽい感じ。本体サイズは、幅99.8×高さ60.8×厚さ18.9mmで、重量は156g。光学5倍ズームと光学手振れ補正、GPS、Wi-Fi、Bluetoothなど機能満載のカメラとしては薄型の部類に入る。
ドイツのシュナイダー・クロイツナッハ(Schneider KREUZNACH)ブランドの6.3mm~31.5mm(35mm換算で35mm~175mm)のVARIOPLAN光学5倍ズームレンズはボディ右上にあり、インターズーム方式で望遠時でもスリムさは変わらない。
本体上面には、中央にGPSアンテナ、その右側に電源ボタン、シャッターボタン、ズームレバー、その下の斜めにカットされた部分にステータスLEDと再生モードボタンを備える。
底面には左からカバーで覆われたバッテリースロットとMicroSDカードスロット、中央にUSB兼HDMIポート、三脚取り付けネジ穴が並ぶ。
Wi-FiとBluetooth関係の機能は、背面タッチパネルのアンテナマークをタッチし、「ワイアレスネットワーキング」の「Web」「電子メール」「カメラvsカメラ」「Connected Home共有」「Connected Home 送信」「Bluetooth」から選択する。
右下のギアのアイコンをタッチすると「ネットワーク」設定画面に切り替わり、「ユーザー設定」「AP設定」「電子メールアドレス」「DLNAイメージサイズ」「WPSタイプ」「デバイス情報」が設定できる。
Wi-FiのアクセスポイントはWEP、WPSに対応する。ちょっと残念なのはアクセスポイントのKEYを最後に使った1つしか保存できないこと。複数のアクセスポイントを切り替えて使う場合、その都度KEYを入力しないとならない。
撮影したデータは「ワイアレスネットワーキング」の「Web」からSNSやクラウドのフォトサービスにアップロードできる。対応するサービスは、Googleの「Picasa」と「youtube」以外に「facebook」「Samsung imaging」「Cyworld」の合計5つ。Webブラウザー風のUIを使うのだが、URLを指定する機能がないので他のサービスには対応しない。
GPSは背面のタッチパネルのGPSアイコンをタッチすると呼び出せる。設定できるのはGPSのオン・オフ、GPS有効時間(15秒・3分・10分・60分)、GPS場所表示のオン・オフ、GPS設定のリセットの4つ。GPS場所表示は現在地の地名が表示されるらしいのだが、日本語UIを選択時には地名は表示されなかった。GPSは屋外であれば、5~10秒程度で補足できる。ただし国産のGPS搭載デジカメのように衛星の情報を表示する機能がないので、どの衛星をいくつ補足してるのかは分からない。GPSを補足すると液晶画面のGPSアイコンが赤色から緑色に変わる。
USBバッテリー充電・データ転送用のケーブルはSamsungのSUC-C6ケーブル。同世代以降のデュアル液晶シリーズなどが採用しているSUC-C3やSUC-C7ケーブルはコネクターが違うので使えない。携帯やスマートフォンもそうなのだが、サムスンは充電やデータ転送用のコネクターの形式が多すぎる!MicroUSBにしろとは言わないが、せめて独自の形式1つに統一して欲しい。おかげでまたケーブルを調達しないとバッテリーが切れたら使えない(苦笑)ただデータ転送はWi-FiやBluetoothが使えるので、汎用のバッテリー充電器があれば何とかなるかもしれない。
テスト撮影で出掛けた写真のGPS関係の情報を「Exif Reader」で表示してみたところ
GPS情報オフセット | 18860 |
GPSタグバージョン | 2,2,0,0 |
緯度(N/S) | N |
緯度(数値) | 35゚ 4045.22 [DMS] |
経度(E/W) | E |
経度(数値) | 139゚ 3437.28 [DMS] |
GPS時間(UTC) | 01:58:00 |
GPS受信機の状態 | A |
測地系 | WGS-84 |
タイムスタンプ | 2014:07:29 |
TOKYO測地系換算緯度 | 35/40/33.582 [DMS] |
TOKYO測地系換算経度 | 139/34/48.813 [DMS] |
こんな感じの情報が記録されていた。
ST1000からPicasaに写真を転送し、WebブラウザーでPicasaを表示したところ。撮影地点ごとに写真がまとめられている。GPSのExifデータも問題なく転送されてた。