27Apr
以前も一度書いたSimplify3Dのインフィルのパターン。そのときは実際に出力できなかったので、今回は実際に出力してどんな感じなのか試してみた。
Simplify3DのInfillパターンは、「FFF設定」の中にある「インフィル」タブ内の「内部塗り潰しパターン」で指定する。選べるのは「Rectilinear」「Grid」「Triangluar」「Wiggle」「Fast HoneyCombo」「Full HoneyCombo」の6種類。描くパターンの角度のオフセットは、右側のフィールで変更できる。レイヤー毎に角度を変えるオプションも選べる。
「Rectilinear(直角)」は、小さな四角を描くパターンで、比較的密度の高い。
「Grid(格子)」は、Rectilinearと同様に四角形を描いていくが、四角のサイズが大きく密度は粗め。
Rectilinear(左)とGrid(右)で出力した。オブジェクトは1辺が3cmの三角形のローター。Gridはかなり大きめの格子になる。
「Triangluar(三角)」は、三角形の図形を描いて埋めていくパターン。
「Wiggle」は波形を描いていくパターン。Simplify3DのInfillパターンで、このWiggleは波の頂点が他の波につながらず、一方の軸方向にのみ延びる。
Triangluar(左)とWiggle(右)で出力した例。Triangluarはパターン自体は大きめだが、三角形の繰り返しパターンなので粗めでも強度はある。Wiggleはパターン自体は綺麗だが、この例では横方向には波通しが繋がらず、強度的には一方向は他方向に比べて弱いかもしれない。
「Fast HoneyCombo」は蜂の巣の図形を描いていくパターン。
もう1つの蜂の図パターンで描くのが「Full HoneyCombo」。
Fast HoneyCombo(左)とFull HoneyCombo(右)を出力した例。Fast HoneyComboの方が密度の高いパターンになる。名称的にはFull HoneyComboの方がしっかりした強度のパターンのイメージだが、個人的には蜂の巣の描き方の違いはあるものの密度以外の違いやメリットがよく分からない。
クリアー系のフィラメントなら、内部も見えるので出力するものによってはインフィルパターンもデザインとして需要かもしれないが、通常のフィラメントならTriangluar(三角)が出力速度と強度を兼ね備えていて、自分には便利なパターン。
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