5Aug
Windows 10 バージョン1607(Anniversary Update)の目玉機能の1つに「Connect(日本語版だと「接続」)」アプリがMiracastをサポートし、スマホなどのMiracast対応機器の画面出力をWi-Fi経由でWindows画面に表示できる機能がある。この機能、もともとはWindows 10 Mobileの「Continuum」を使ってPCにミラーリングするためのものらしいのだが、Miracast対応機器であれば他の機器からの出力も表示できるはず……という訳で、AndroidスマホのSONY Xperia Z3の画面をHP EliteBook Revolve 810 G2に表示させてみた。
WindowsでMiracastの受信方法
「接続」アプリを起動すると、こんな感じで外部からのMiracast送信待ちになる。ちょっと気になるのが「このデバイスでは、ハードウェアがワイヤレス プロジェクション用として設計されていないため、コンテンツの表示に問題が生じる可能性があります。」と表示されていること。
ワイヤレス プロジェクション用に設計されていないと何が問題になるか分からないが、とりあえずXpreia Z3からMiracastで接続してみると、「プロジェクションを開始します」という画面に切り替わり
こんな感じで「接続」アプリのウィンドウ内にXperia Z3の画面がミラーリング表示される。このMiracastの結構帯域を必要とするらしく、5GHz接続(11ac?)が推奨らしい。結構使える!?と思ったら
「注意 出力機器はHDCPに対応してません。以下のアプリケーションで……」となって、接続が切れてしまう。EliteBook Revolve 810 G2はインテルのCPU内蔵GPUと液晶モニターはデジタル接続でHDCPにも対応していると思っていたのだが、この表示だと違うらしい……それだとBlu-rayも再生できないような?
いろいろ試したみた感じだとXperia Z3の「設定」と「通知」以外を表示しようとすると、前述の「HDCP~」が表示して落ちてしまうので、それ以外の画面出力時はXpreia Z3の場合、コンテンツ保護の信号が含まれるっぽい。とりあえずHDMI出力で他のディスプレイに接続すれば、この問題はクリアできるのか時間があったら再度試してみる予定。
ただWindows 10のウィンドウ内で他の機器からの出力をMiracast受信できるっていうのは、機能としては面白いし便利。ちゃんと使えたらいろいろ重宝するかも!