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WMはすごい

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以前からWindows Media Technologyは特に低ビットレートの圧縮に優れていると思っていたが、やはり本格的に使うとその品質には驚く。以前は733MHzのPentium 3マシンだったこともあって、Windows Media 9を使うには処理時間がかなりすぎたが、2.6GHzマシンになったので最近は良く使っている。
Kiyolog倉庫に置いてある動画は、3分強の動画データを320×240の30FPSで44KHzのステレオ音声で音声・動画ともWindows Media 9のVBRエンコーダーで圧縮しているのだが、ファイル容量は6MB程度に収まる。MP3だって256Kbpsのサウンドが3分強で同じ容量なのを考えると映像もついてそれなりの音質なのだからすごいもんだ。しかも1分あたり2MB程度のファイル容量で考えると映像はかなりの品質……256MBのメモリカードに320×240の30FPSのステレオ音声で映画1本入る計算だから。
そこでフッと思ったのが3GPPのMPEG-4形式が画質の割りに容量を消費すること。そこでQuickTimeの3GPP(図左)とWindows Media 9(図右)で比較してみた。
QuickTimeの3GPPだと174×144ドットで15FPSの場合、ビデオを最高品質の160Kbps、音声をAMRのモノラル12Kbpsの合計172Kbpsにして1分のデータが約1MBになる。これに近い設定をWindows Media 9で設定すると、映像が128KbpsのVBR、音声が44KHzステレオで48KbpsのVBRで合計183Kbpsあたりになる。Window Mediaの場合、これ以上低ビットレートの音声圧縮ができないのでその分映像のレートを下げて、トータルでファイルサイズが同じになるようにしてみた。
画像左がQuickTimeの3GPP(MPEG-4)エンコーダーのサンプルで、右がWindow Mediaのサンプル。最終的に出力されたファイルサイズはほとんど同じで映像のビットレートは3GPP(MPEG-4)の方が高いのにWindows Mediaの方が映像の破綻が少ない。しかも音声は44KHzのステレオ品質(モノラルに設定できなかっただけだが48KbpsのMP3などと比較すれば格段に高音質)。こうやって考えるとなんか3GPP採用の日本の携帯より、MSのSmart PhoneをOSに搭載した携帯の方がWindows Media Playerも使えていいなぁ。エンコーダーも無料だし。
サンプルは3GPPだがVGAやHD品質の映像でも2Mbpsあれば実用上十分だし、5.1chの音声もサポートしていることを考えとQuickTimeやReal Mediaに比べてメリットは大きいかもなぁ。

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