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XYZprinting ハンドヘルド 3Dスキャナー

XYZprinting Handheld 3D Scanner

Computex TaipeiやCEATEC JAPAN 2015で発表されたXYZprintingの3Dスキャナー「XYZprinting ハンドヘルド 3Dスキャナー」の国内発売が昨日発表された。以前から低価格で出すとは発表していたが、円安のこのご時世にまさか22,800円なんていう低価格で発売するとはビックリ。

主な仕様は

スキャン技術 インテル® RealSense™テクノロジー
スキャンサイズ

(幅×奥行×高さ)

オブジェクトモード:5×5×5~60×60×30cm

ヘッドモード:5×5×5~40×25×40cm

スキャン精度 1.5mm(x/y 分解能@50cm)

1.5mm(z 分解能@50cm)

解像度 640×480 / 30FPS
スキャン距離 10~70cm
インターフェース USB 3.0(本体付属ケーブル)
本体サイズ(幅×奥行×高さ) 41×61×157mm(幅×奥行×高さ、ケーブル含まず)
最大消費電力 3.0W
本体重量 238g(USBケーブル込)
出力ファイル形式 .STL、.OBJ
対象OS Windows 8.1(64ビット/32ビット)以上
ハードウェア要求スペック 第4世代インテル® Core™ i5プロセッサー以上

4GBメモリ以上

付属品 SDカード(XYZscanを収録)、取扱説明書、保証書
保証 本体:6ヶ月
使用環境温度 10~40℃

といったところ。気になるのはヘッドモードとオブジェクトモードでのスキャンサイズが最小は変わらず、スキャンできる最大サイズがオブジェクトモードでもXYZ軸で60cmで、最大スキャン距離が70cm、スキャン精度が1.5mmな点。Computex Taipeiで公開されてときは重さ433g、スキャンサイズがXYZ軸で10cm~2m(分解能1mm)だったので、重さは半分になったがスキャン能力はかなり落ちてしまった。

この手の製品だと、3D Systems社の「Sense 3D Scanner」も有名で、価格はXYZpritingの製品の2倍ちょっと。ただこっちは最大スキャン距離が3mで、最大スキャンサイズもXYZ軸で3m、スキャン精度がXY軸は0.9mm、Z軸は1mmなので性能はSenseの方がかなりイイ。

XYZ Handheld Scan

XYZ Handheld Scan

Computex Taipeiではスキャンに「XYZ Handheld Scan」を使用し、スキャン対象により「人物モード」と「オブジェクトモード」の2つのスキャンモードを任意で選択可能で、スキャンデータは、STL形式およびDAS形式で保存されるとなっていた。今回のリリースでは「3Dスキャナー専用のスキャンソフトウェア(XYZware)」が付属となっているので、XYZ Handheld ScanやAiO用のスキャンソフト「XYZscan」ではなく、XYZwareに統合なんだろうか?ただリリースの作業手順ではXYZ Handheld Scanを経由してXYZwareにデータを持っていくように見える。

どのみち3D Systems社のSenseでもスキャンしたデータをそのままプリントアウトできる例は珍しく、ほとんどは3Dソフトでデータの修正が必要なので、XYZpritingはそこをどうするのか?AiO用の「XYZscan」のような感じなんだろうか……発売されるまで何とも言えない状態。とりあえず購入予約をしてみたので、届いたら考えてみよう。

ちなみに予約はXYZpritingのオンラインショップ以外に、XYZpritingの楽天市場店Yahoo!ショッピング店アマゾンビックカメラなどでできる。

 

XYZprinting ハンドヘルド 3Dスキャナー

XYZprinting ハンドヘルド 3Dスキャナー
価格:22,800円(税込、送料込)

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