スマイルキッズテレビ回転台 ATU-11

XYZprintingのハンドヘルド 3Dスキャナーを使ってみているが、手持ちで周囲を回ってスキャンするのはほぼ不可能に近い。撮影スタジオ並みの光量で部屋全体に光が回ってる環境なら、もう少し状況は違うかもしれないが一般の部屋ではそれもなかなか難しい。そこで何かいい物はないかと探したら、旭電機化成(株)の「スマイルキッズテレビ回転台丸形大ブラック ATU-11」というのを見つけた。

この製品、普通に家電量販店やホームセンター等で売っているテレビの回転台の１つなのだが、耐荷重が100kgと他社製品の２倍以上で人間が乗ってもスムーズに回転する。素材はABS樹脂で、サイズは直径40.4mm×厚さ20ｍｍ、重量995ｇ。オブジェクトスキャンモードでも製品などを置いて手でスキャンしながら回せば

実際に回転台で取り込んでみる

とりあえずそれなりには取り込める。

置き時計を取り込んだ例。カメラ性能と精度の関係で、実際に取り込んだデータは細部が結構アバウトな形状になってしまう。またXYZscanでは取り込んだデータの編集ができないため、オブジェクトモードだと物体を置いている平面の一部も取り込んでしまいやすいが、黒や白のテーブルだと平面をほとんど認識せず、他のソフトで余分な部分をカットする手間が減らせる。

照明を十分に当てたり、カメラの動かした方などのノウハウを積めば、もうちょっと綺麗に取り込めるかもしれないが、２万円強で分解能1.5mm程度のハンドヘルド型ではこのくらいなのかもしれない。ただ胸像など人物の取り込みはやはり便利！