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ダヴィンチのフィラメント・リセッター

XYZprintingのダヴィンチシリーズは、フィラメントのリールがカートリッジに納められていて、カートリッジをプリンター本体にセットし、フィラメントをエクストルーダーに差し込んでロードすれば使える手軽さがウリの1つ。このカートリッジにはICチップ(EPROM)が底面に取り付けられており、フィラメントの素材(ABSかPLAか)や色、未使用時の長さ(本体付属のサンプルは120m・販売品は240m)と残量、フィラメントを溶かすエクストルーダーの温度、プラットフォームのヒートベッドの温度、カートリッジのシリアルNo.などの情報が記録されている。

フィラメントの長さは使用する度に使用量が減っていくので、あと何m残っているのかを本体で確認で確認できるし、印刷時にフィラメントの残量をチェックし、出力しようとする3Dデータに必要なフィラメントの長さが足りないと警告するなど便利な部分もある。

その半面、ダヴィンチでは専用カートリッジのIC情報が無い市販の汎用フィラメントはそのままでは使えないというデメリットもある。カートリッジを取り付けて、純正のフィラメントを使用せず、汎用のフィラメントを使う事はできるのだが、その場合もフィラメント使用量分はICチップが書き換えられて減ってしまうので、純正カートリッジ内のフィラメントの残量と合わなくなってしまう。

このICチップを書き換えて、残量をリセットする方法がネットで公開されている。書き換えに必要なのはArduinoというマイコンボードで、Arduinoにもいくつか種類があるが、ネットで見るとArduino UNOを使っている人が多い。Arduino UNOは公式のボードだと$30・アマゾンあたりで3000円~くらいするのだが、Arduino UNO互換の製品だと400円前後~手に入る。これをPCとUSBで接続し、公式サイトから開発環境をダウンロードして、ここにあるダヴィンチのICチップの書き換えプログラムをダウンロードし、プログラム上に記述されているフィラメントの残量や素材、温度などの情報を好みの内容に変更したら、Arduinoにプログラム転送し、カートリッジのICチップとArduinoから引き出した配線を接続すれば、ICのデータがリセット(書き換)できる。

日本語だと、こちらのブログの「Davinci1.0で汎用フィラメントを使う方法です。」に詳しく載っている。ブログを参考にArduino UNOを買って、開発環境とプログラムをダウンロードすれば、400円前後でフィラメントカートリッジの残量をリセットしたり、情報を書き換えたりできる。1つ面倒なのは、Arduinoのボードから引き出した配線をフィラメントカートリッジのICチップの3つの端子に接続する方法。手で押さえるのが現実的でないので、そこは基板に接点なりピンを取り付けたものを自作することになる。

何か他に方法はあるのか調べてみると、ネットでダヴィンチのフィラメント・リセッターを売ってるところがいくつかあった。

WCTEK.comはダヴィンチ用のフィラメント・リセッターを何種類か発売している。一番安い「XYZ Resetter v2+b」は49.95ドルで、純正フィラメント・カートリッジ底面のICチップのある部分にリセッターをはめ込んで、ボタンを押すと残量がリセットできる。

上位製品の「XYZAP v2 PLUS」($69.95)は背面にDIPスイッチがいくつかあり、その組み合わせで素材(ABSかPLA)、エクストルーダーの温度(210℃か230℃)、ヒートベッドの温度(90℃か110℃)を任意に設定して、XYZ Resetter v2+b同様に本体底面ICチップ部分に装着してボタンを押すと書き換えらえる。

最上位製品の「XYZPRO」はUSBケーブルでPCと接続し、カートリッジにはめてフィラメント(のICチップ)を認識したら、専用のアプリでフィラメントの素材、長さ、エクストルーダーの温度、ヒートベッドの温度を任意に変更できる。ただし、これは前述の2つの製品と違いWindowsの動作するPCがないと使えないので、MacユーザーやPC無しで使いたい人には下位2製品を選ぶことになる。

WCTEK.comが日本への発送をするのか未確認だがeBayで「XYZPRO」を購入すれば、送料(+$21.70)でeBayのGlobal Shipping Programを使って日本へ発送してくれる。

Dimensionbxもフィラメント・リセッターを発売している。「XYZ Printing da Vinci Filament Cartridge Counter Resetter Reset Tool」($24.94)の方は、機能的にはWCTEK.comの「XYZPRO」とほぼ同じで、PCとUSBで接続してカートリッジの内容を書き換える。似た機能の製品のXYZPROの半額以下だが、こちらは基板のみの販売で基板を収めるケースやUSBケーブルは自分で用意しないとならない。ケースのデータ(STL形式)はThingiverseの「XYZ Printing da Vinci Filament Resetter Housing」から無料でダウンロードできる。

Dimensionbxのサイトでは米国への発送は行っていないが、eBayにdimensionbxとして出店しており、そこから「XYZ Printing da Vinci Filament Cartridge Counter Resetter Reset Tool」を選ぶと、ボード価格の$24.95+eBayのGlobal Shippinig Programで日本へは送料$14.19で発送してくれる。

Dimensionbxはもう1種類「Bluetooth XYZ da Vinci Filament Cartridge Reset Resetter Controller」($46.50)という製品も発売してる。こちらは機能はUSBでPCと接続するXYZ Printing da Vinci Filament Cartridge Counter Resetter Reset Toolと同じなのだが、BluetoothでAndroidスマホのアプリから無線通信でカートリッジの内容を書き換えられる。使用方法はフィラメント使い切った空の純正カートリッジ内にBluetooth通信機能を備えた基板とICチップに接続する端子の部分を収納し、このからカートリッジをダヴィンチにセットしたままにする。基板の入ったダミーカートリッジを挿したままにするので、純正カートリッジはまったく使えず、背面等からフィラメントを引き込むしかないが、PCと接続しなくてもスマホで使用するフィラメントに合わせて設定を自由に変えられるのは魅力!こちらもeBayから「Bluetooth XYZ da Vinci Filament Cartridge Reset Resetter Controller」を購入すれば、日本向けに送料+$14.46で発送してくれる。

海外からの購入はクレジットカードが必要だし、届くかどうか不安、不良品だったときや動作しないときのサポートのやり取りが英語で大変で苦手という人には

日本人が開発・発売している「解析まもログ」というのもあります。解析まもログは、海外のものと違って、プログラムが独自開発らしく、最新のファームウェアでも動作すると書かれている……海外製のリセッターは動作保証がファームウェアの対応バージョンが特定の古いバージョンに限定されているものが多い。動画を見る限りでは特にPCも不要で、PCなりモバイルバッテリーなどでUSBから電源を供給して、カートリッジにIC部分と解析まもログを接続してランプが消えるのを待つだけみたい。温度の変更や残量の変更はできないようだが、リセットできれば十分という人なら価格も送料込み4800円なのでトータルでは海外ものより安いのでお薦め。

 

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