Kiyologの気になる物……気になること……

スマホのケースといえば、店頭や100均からネット通販までいろいろなところで販売されているが、iPhoneと違ってPixelシリーズの場合は、100均とかでも見かけず、店頭でも国産メーカーのお高いケースがいくつかある程度で選択肢が限られる。ネット通販では店頭で見かけないケースもいろいろあるが、商品写真だけでは実際にどんなものなのか分からない。そこでAliExpressでいくつかPixel 8 Proのケースを購入してみた。今回はまずシープスキン・レザーケースのケースを紹介する。

ケースはTPU素材で、背面にシープスキンを貼っている。シープスキンが本物かどうかは分からないが、手触りは良い。

ケース上部はマイクロフォンの穴が空いてる。マイクロフォンの穴にしては大きく、周辺の加工を見てもヘッドフォン端子用の設計を流用したように見える。
側面全周にはモールドの線が中心に入り、商品説明の写真とは全くの別物で安っぽい。

ケース下部はUSB Type-Cポートと左右にスピーカーホールが空いている。

電源ボタンとボリュームボタンはケースと一体成型で操作性は普通。

左右のエッジには滑り止めの加工がされているが、これも商品説明の写真とは全く違う。

ケース内面も汎用のTPUケースなので、特に凝った造りはしておらず、放熱効果に優れた加工もなし。

カメラバー部分の様子。この写真ではカメラに保護ガラスを貼っているので、ケースのカメラバー部分の凸部分とのクリアランスは小さい。カメラバー開口部はケース幅いっぱいまで開口していて、カメラバーのエッジを保護しないため、落ちした角度によってはカメラバーのアルミ部分を傷つける可能性がある。

背面のシープスキン下部にはロゴが型押しされている。

ケース背面とシープスキンの間に金属のプレートが入っている。マグネットで車等に固定するには便利だが、リング状ではなく円形のプレートなのでワイヤレス充電(Qi)には対応しない。またMagSafe対応のマグネットリング等もスマホの背面中央ではなく、極端に上下左右な位置に固定されてしまい使えない。

商品の説明写真では側面にはモールドなどなく綺麗な加工だが、実際はモールドが入った安っぽいもの。またストラップホールも存在しない。

商品説明と違う部分がいくつもあり、200～300円程度でとりあえず購入するならアリだが、500円以上となるとまったくお薦めしないケース。